【2019年5月】たすく各教室にて発達障害児の学習を支える学びに関するワークショップを開催します(第1回 J☆sKeps研究会)
2019年4月19日 金曜日 / カテゴリ:News & Topics 国立 新宿早稲田 札幌円山 横浜センター南 研修会に関する情報 自立の学校・横浜 豊橋 鎌倉 長野 鹿児島
「J☆sKeps研究会」は、熱意溢あふれる教育・療育・福祉・医療などの専門家の皆様と、発達障害をお持ちのお子様を育てているご家族に向けて、発達障害に関する最新の知見や、私たちがたすく療育で培った経験に基づく実践についての情報を共有する会です。今年度は全6回で開催致します。
今回のテーマは「学習を支える学び・その2 〜J☆sKeps™アセスメント基づく機能的な目標の選択〜」です。
子どもたちの学習や活動、地域への参加等を考えた際に、J☆sKepsTM(学習を支える学び)の視点は重要です。そのJ☆sKepsTM(学習を支える学び)ついて、背景となる考え方や理論、具体的な解説、指導技術等についてワークショップ形式でお伝えしていきます。
J☆sKepsTMとは?
J☆sKepsTMとは「Japanese Seven Key Points (7つのキーポイント)」の略で、代表の齊藤が国立特別支援教育総合研究所の研究者時代にまとめたものです。
発達障害児に対する臨床場面をビデオ分析し、「主体性」「行動管理」「コミュニケーション」「模倣」「認知」の5分野において、”子どもたちが多くのことを学ぶためのポイント”を明文化しました。
J☆sKepsTMを学ぶことを柱に療育を進めることが、基本的人格を形成し、主体的な生活を送るための近道です。
これまで、J☆sKepsTMの発想がなかったために、「学習」への取り組みができない理由を、意欲の問題ですまされていたり、仕方ないと諦められてしまったりするケースがありました。
このJ☆sKepsTM=学習を支える学びの研究開発によって、実はJ☆sKepsTMに課題があるために、隣に座れなかった、指示を聴けなかった、褒められていることがわからないので意欲が続かなかった、模倣ができないから先生の見本をいくら見せられても再現できなかった、等のことが明らかになったと考えています。
開催概要
鎌倉御成
- 日時:2019年5月25日(土)14:30〜16:30(開場 14:20)
- 会場:鎌倉婦人子供会館 2室 (〒248-0006 鎌倉市小町1-11-5)>>Googleマップ
札幌円山
- 日時:2019年5月11日(土) 9:30 〜 11:45
- 会場:北海道立道民センターかでる2.7>>アクセスマップ
長野
- 日時:2019年 5月18日(土)14:15 〜 16:30(開場 14:00)
- 会場:長野県社会福祉総合センター(長野県長野市若里7丁目1−7)>>Googleマップ
新宿早稲田
- 日時:2019年 5月11日(土)14:15〜16:30(開場14:00)
- 会場:たすく新宿早稲田アセスメントセンター>>Googleマップ
国立(くにたち)
- 日時:2019年 5月18日(土)15:00 ~ 17:00(開場 14:45)
- 会場:たすく国立教室>>Googleマップ
横浜センター南
- 日時:2019年5月18日(土)14:00 〜 16:15(開場 13:45)
- 会場:かけはし都筑(都筑区荏田東4-10-3港北ニュータウンまちづくり館内)>>Googleマップ
豊橋
- 日時:2019年6月1日(土)14:15 〜 16:30(開場 14:00)
- 会場:豊橋商工会議所401会議室>>Googleマップ
鹿児島
- 日時:2019年5月18日(土)14:15 ~ 16:30(開場 14:00)
- 会場:県民交流センター(鹿児島県鹿児島市山下町14−50)>>Googleマップ
料金
コース | 受講料金 |
---|---|
一般 | 12,000円 |
発達障害のお子様を育てている保護者の方 | 6,000円 |
学生 | 6,000円 |
お子様をたすく療育か自立の学校かTRYFULLに通わせている保護者の方 | 無料 ※直接教室でお申し出ください。 |
全6回をまとめてお申し込み(J☆sKepsTM研修会は連続受講がおすすめです) | 65,000円 |
お申し込み
下記の内容を電話または下記のフォームにてお知らせください。
TEL/FAX: :03-6273-9436
【6/9(日)@横浜】児童発達支援に興味があるご家族向けの説明会を開催します
2019年4月15日 月曜日 / カテゴリ:News & Topics 横浜センター南 自立の学校・横浜
ことばが遅い…お友達と仲良く遊べない…未就学のお子さんの発達が心配なお父さんお母さん向け説明会です
目が合わない、ことばが遅い、集団行動や突然の変化が苦手など、お子さんの発達の凸凹で悩んでいませんか?
たすくの療育は、お子さんの行動の背景要因に注目し、「子どもを理解する」ことから始めます。ご家族と共に、お子さんの強みを生かした療育を続けてきた「たすく」だからこそできる、児童発達支援事業について、ご説明いたします。
説明会後に個別相談もお受けします
「大勢の人の前では質問しにくい・・・」「専門家に子供を見てほしい」
そんなご家族には、説明会終了後、個別の相談をお受けいたします。専門家がお子さんをアセスメントし、お子さんが何に困っていて、どう対処したらよいか、アドバイスいたします。たすくの専門家の目の確かさをぜひご体感ください。
開催概要
日時
6月9日(日) 9:30-10:30
場所
たすく横浜教室(横浜市都筑区茅ヶ崎中央25-2-202 センター南徒歩5分)>>Googleマップ
参加費
説明会は無料。個別相談をご希望の方は1回3,000円となります。
対象
1歳半〜年長さんのお子さんをお持ちのご家族
担当者のご紹介
鹿島真知子
たすく横浜教室の教室長。発達障がいのある子どもの療育者として第一線で活躍する。たすくグループのアセスメントライセンス取得者として、児童生徒のアセスメントと事例検討会を行い、専門機関のコンサルティングにも従事している。詳しいプロフィールはこちら。鹿島を中心に、アセスメントや療育、学校コンサルティングを担当するスタッフが担当します。
お申込み、お問い合わせ
下記の内容を電話、FAXまたはメールにてお知らせください。
TEL/FAX: 045-507-6824(担当:神埼)
【5/9(木)まで】母の日にたすくのギフトはいかがですか?
2019年4月10日 水曜日 / カテゴリ:News & Topics
お母さんに感謝を込めて。たすくの母の日ギフト
もうすぐ母の日ですね。いつも頑張っているお母さんに感謝の気持ちを届けませんか?
たすくの運営するスイーツ工房「鎌倉 very very Berry」では特製マフィンとケーキをご用意。そして、18歳以上の就労を支援する「トライフル」では素敵な寄せ植えを作成しました。
「お母さん、ありがとう」という願いを込めて、たすくがお届けするスペシャルギフト。5/9(木)までにお申し込みください!
鎌倉 very very Berryとは
発達に凸凹がある青年たちが、自立するためのスキルを身につける場所として、たすくが運営しているスイーツ工房です。プロのレシピで、味に手加減なし! そして、トライフルに在籍する青年たちが、たくさんの「ありがとう」の気持ちを込めて、丁寧に丁寧に作っています。
トライフルとは
18歳以上で、「仕事をしたい」「自立したい」と思っている方へ、トライフルはプログラムに基づいた青年期の療育・支援を行います。自信をもって将来の道を切り拓くために、アセスメントから将来の就労に役立つスキルを身につけます。
リンゴンベリーとくるみのマフィン10 個入り
てんさい糖を使った柔らかい甘味で、リンゴンベリーとくるみの香ばしさが引き立つマフィンです。リンゴンベリーコンフィチュールを添えて、酸味と甘味をお楽しみください。(リンゴンベリーコンフィチュールはあり/なしを選べます。)
ご注文はこちらから
リンゴンベリーとくるみのケーキ(3号 – 直径 11cm)
リンゴンベリーとくるみのマフィンのケーキバージョンです。添付の粉砂糖をお召し上がりの直前にお掛けください。 リンゴンベリーコンフィチュールを添えると、味のバリエーションが広がります。(リンゴンベリーコンフィチュールはあり/なしを選べます。)
ご注文はこちらから
季節のお花寄せ植えギフト(7 号 – 直径21cm)
トライフルの生徒が育てたお花を寄せ植えギフトにしました。これからの時期にお花を楽しめる 5-6 株を厳選し、心を込めてギフトラッピングを施してお送りさせていただきます。(※寄せ植えの花の種類は変わることもございます。)
ご注文はこちらから
ご注文をお待ちしております!
感謝の気持ちを伝えるギフトとして、ぜひご活用ください。お母さんご自身からのご注文も大歓迎です。気持ちが上がるスイーツ&お花で、日々の疲れを癒してくださいませ。
Q. 来年小学校に上がるのに、通常の学級にするか、個別支援学級にするか迷っています
2019年3月25日 月曜日 / カテゴリ:News & Topics 教室ブログ 横浜センター南
たすくの先生が保護者の皆様からよくいただく質問に一生懸命に答えるシリーズです。今回の質問はこちら。
たすくの先生がどうしたらよいか、一生懸命に考えてみました
こんにちは。たすく療育・横浜センター南教室の鹿島真知子です。
お子さんにとって最適な環境をと思う親心、よくわかります。小学校で、良い刺激を受けて、ぐんぐん成長してほしいですね。そこで、お子さんにとって良い環境とは、どんな環境かを具体的に考えてみたいと思います。
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お子さんを取り巻く社会環境を理解しよう
まず、お子さんを取り巻く社会環境を「システム理論」で整理したいと思います。
「システム理論」では、社会環境を大きく二つに分けて説明しています。一つは「静態的システム」、もう一つは「流動的システム」と呼ばれます。この二つの違いは、以下のようにまとめられます。
静態的システム | 一定の決まった情報のみで構成され、変化があまりなく、お子さんにとって予測しやすく、安心できる環境 |
流動的システム | 非常に多くの新しい情報が飛び交い、この先何が起こるか予想ができないけれど、経験の共有により、人からたくさんのことを学べ、可能性が無限大に広がる環境 |
一般的な社会環境は、流動的システムと言えます。小学校では、通常の学級は流動的システムで成り立っており、高度なスキルを求められます。個別支援学級は、基本的に静態的なシステムを提供するけれど、流動的なシステムに移行する練習をする場だと考えられます。
一旦、ここまでの話をまとめておきましょう。
通常の学級と個別支援学級の違いのまとめ
通常の学級 | 流動的システム(先が予測できず、可能性が無限大に広がる世界)で成り立っており、高度なスキルを求められる。 |
個別支援学級 | 基本的に静態的なシステム(先が予測出来て、安心できる世界)を提供するけれど、流動的なシステムに移行する練習をする場。 |
お子さんはどちらのシステムで力を伸ばせるでしょうか
次に、お子さんは、どちらのシステムで力を伸ばせるかを考えます。私たちは、日本独自のASD支援のための教育プログラムとして特別支援教育の研究者や教員により開発されたJ☆sKepsTMという指標で、お子さんの「自ら学ぶ力」を測っています。
J☆sKepsTMで評価する7項目
- 1. 学習態勢 自ら学習する態勢になる力
- 2. 指示理解 自ら指示に応じる、指示を理解できる力
- 3. セルフマネージメント 自ら自己を管理する、調整する力
- 4. 強化システムの理解 自ら楽しいことや嬉しいことを期待して活動に向かう力
- 5. 表出性のコミュニケーション 自ら何かを伝えようとする意欲と個に応じた形態を用いて表出する力
- 6. 模倣 自ら模倣して、気づいたり学んだりする力
- 7. 注視物の選択 自ら課題解決のために注視すべき刺激に注目できる力
J☆sKepsTMは、人や活動に対して注目したり、働きかけようとしたりする意欲「主体性」を冠にして、5区分に分類することもできます。
このJ☆sKepsTMの平均点が3.0以上になったら、流動的システムで学べる力が備わったと考えます。つまり、通常の学級で力を伸ばすことができるお子さんだと考えられるわけです。
例えば、先生の話をうっかり聞きそびれたとき、周りの子の様子を見て何をするべきかを確認し、行動することはよくあることだと思います。この場合は、自ら注目するべきものを探し(7. 注視物の選択)正しいモデルを見つけたから同じことをした(6. 模倣)と分析できます。
しかし、もし何を見たらよいかわからなかったら、模倣することができず、結果、「できなかった」というマイナスな感情をもたらし、自己不全感につながってしまう恐れがあります。そうなると、次のチャレンジをしなくなってしまい、学習の機会が減ってきてしまうでしょう。
お子さんに合った環境とは、お子さんがちょうど良いチャレンジをして達成感を感じつつ力をつけていける環境だと考えます。ですから、お子さんの今の力を評価して目標を定めることが一番大切だと思います。そして、その目標達成のためにどんな環境が適しているのかを見定めたいですね。
最も大切なことは「お子さんの将来の夢」を描くことです
もう一つ、忘れてはいけない大切なことがあります。 それは、お子さんの将来の夢です。どんな大人になりたいか、どんな大人になってほしいか。今はまだ小さいので、具体的に想像することは難しいかもしれません。 でも、夢を描くからこそ、実現に向かうことができるのです。
If you can dream it, you can do it. 「夢見ることができれば、それは実現できる。」
これはウォルトディズニーの言葉です。
一緒に、お子さんのJ☆sKepsTMを評価してみませんか?
そして、お子さんの夢、ご家族の夢に向かって歩むための道のりを描きましょう。
お子さんのJ☆sKepsTMを評価してみませんか
私たちは「お子様を『理解する』ことからはじめる」という言葉を旗印に、お子様の状態をJ☆sKepsTMの指標で評価するアセスメントを最も重視しています。たすくの専門性を感じていただく機会として、入会前に簡易のアセスメントを行うことが可能です(有料)。家庭や園、学校での様子や、困っていることをじっくりお伺いした後、専門家がトータル・アプローチの視点でアドバイスいたします。お近くの教室までお気軽にお問い合わせください。
Q.4月から年長の男の子です。来年小学校に上がるのに、通常の学級にするか、個別支援学級にするか迷っています。通常の学級でお友達の影響を受けつつ成長してほしいなぁと思いつつ、落ちこぼれてしまうのは本人にとって辛いのではないかと思ったり、迷います。どのように決めるのが良いでしょうか。