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2022.11.29カテゴリー:個別療育
歩いて移動をする力をつけよう 〜将来に向けて
皆さん、こんにちは
たすく豊橋教室の篠原です。
将来の生活を考えたときに、自分で移動できる力はとても大切になります。
特別支援学校のスクールバスやデイサービスの送迎車に代表されるようなドアtoドアの支援は、安全も確保できますし、とても便利です。居住地などの条件やお子さん自身の移動スキルを考えても必要な時期はあると思います。ただ、子どもたちが主体的に目的地に向かって移動しているか、将来の生活をイメージして移動指導をしているかということを念頭に置いて考えておかなければならないと考えています。
たすくでは、将来の生活をイメージしながら、それぞれのお子さんの移動する力をつけることを大切にしています。
移動には大きく3つの方法があります。①歩く、②自転車に乗る、③公共交通機関(電車、バスなど)を使う、の3つの方法です。
最も基本となるのは「歩く」ことです。特に歩いて移動することのスタートは、お母さんやお父さんなど大人と手をつないで目的地まであることができるかです。たすくに向かって移動する時や、たすくから家に帰るまでは、まさしく歩く練習にもってこいです。
2歳から通っているあるお子さんは、低緊張であることも関係して歩いた経験が少ないお子さんでした。最初は歩くこと自体が難しく、抱っこやベビーカーでの移動が中心でした。少しの距離を手を繋いで歩くことから始めました。少しずつ距離を伸ばし、今ではたすくの教室から駅まで、お母さんと手を繋いで歩くことができるようになりました。先日も家から最寄り駅まで頑張って歩きました!とお母さんから嬉しい報告をいただきました。注意が散りやすいお子さんですが、お母さんが根気よく付き合いながら歩いています。相手に合わせる力も少しずつついてきています。
小学1年生のあるお子さんは、最寄りのバス停からたすくの教室まで歩いています。バス停から教室までのルートは平坦ではなく、階段を上がったり下がったりする必要があります。特に階段昇降は、足を上げる、手すりを持つ、自分の足に体重をかける、重心を移動させる、バランスを取る、歩く先を見るなど、様々な動きや感覚を必要とします。大人の足で普通に歩いて5分ほどの距離を15分ほどかけながら、頑張って歩いています。
「歩く」ことは、一生必要になることです。これからも自分で移動できるようになるために、ご家族と一緒に取り組んでいきたいと思います。
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個性を理解して、才能を伸ばす
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