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たすく代表日記
2023.01.07カテゴリー:未分類
【代表ブログ】新年度に誓ってみたこと
TASUCグループ(会社の4輪、社福の4輪=8つの事業)の完成を試みる
TASUCグループは、その名のとおり一貫性と継続性のある支援体制を構築する連合組織である。この目的の達成のために、2008年に鎌倉の地で産声を上げた。
創業15年を迎え、非常に困難なコロナ禍を耐え、今まさに、支援体制を構築するための手段(株式会社、社会福祉法人、NPO法人)が整った。今がその時だ。
株式会社は、<早期療育+療育教室>を中軸に、<TRYFULL><機関コンサルテーション><自立の学校>を4輪にしている。一方で社会福祉法人宝ものでは、LWCF-Baseとして、<住まい(L)>を中軸に、<働く場(W)><障害児相談支援・指定特定相談支援(C)><ファイナンシング(F)>という4輪を描いている。
私たちは、これまでも一貫性と継続性のある支援体制を構築することに専念してきた。2022年、社会福祉法人宝ものの設立を経てLWCF-Baseを研究し、安全安心の豊かな生活を実現していく。
科学的根拠に基づいた療育支援を貫く
TASUCにはメソッドがある。「リスクを防ぐ」から「ストレングスアプローチ」までの9つのメソッドを柱にしながら、より広く深く支援の具体化が図られているのが特徴だ。
この具体化されたメソッドを、「般化」や「機能的なスキルの獲得」、「保護者との協働」の3つの柱を基準として、効果を分析管理している。
TASUCはTotal Approach Support Union for Challenged Children and their familiesの略なので、対象は、チャレンジドの子どもたちとその家族が対象になる。
<般化>
・療育では、家族の本人への理解が進み、療育力が身に付くので、生活への般化が進む
・自立の学校では、学校などの支援機関に出向いたり、協働したりして「ユニバーサルデザイン」の提案をするので、他機関の専門性が向上すると共に、他機関で支援を受ける本人の般化が進む。
<機能的なスキルの獲得>
・療育では、真っ直ぐ座る、着替えるなどのADL、コミュニケーションやスケジュール、生活スキル(移動)など、主に「機能的な目標」のスキル獲得や向上を効果分析する
・自立の学校では、毎日の生活習慣、自己調整学習者としての<学習方略、遂行コントロール、メタ認知>、そして思考手帳などの習慣の獲得や向上を効果分析する。
・TRYFULLでは、ポートフォリオの制作をとおした意思決定支援をカリキュラムとして、自己理解、セルフアドボカシー(自己権利擁護)、生存権を自ら守るスキルの獲得や効果分析をする。
本人の障害の改善などの結果にコミットする
これからは、質が問われると信じたい。
だからこそ、単一事例研究法を用いた社内研修を一年間継続してきた。これからも療育支援スタッフが、結果にコミットするように導きたい。そこで用いられる単一事例研究法は、アセスメントをとおしたベースライン設定を毎年行い、アカウンタビリティとして効果分析を行う。それをしっかり本人と家族に提示する。