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たすく代表日記

2022.10.07カテゴリー:未分類

【代表ブログ】たすくの青年たち

変顔ですが、Tくんと稲村ヶ崎にて

知識、技能、意欲、態度 〜規律(秩序)を守る

15年経って、たすくの子どもたちも、すっかり青年になった人たちがいる。それぞれが、それぞれのアセスメントを経て、家族や支援者が理解することからはじめて、理解が進んでから、挑戦と再挑戦の機会を目指してきた。

そうは言っても、挑戦するのは本人たちの努力が一番大きいのだから、どんな努力を期待して、指導していくのか、知識、技能、意欲、態度、の視点でまとめている。

規律(秩序)とは

「規律」とは、人が行う行為の基準として設定されたものだ。ルールや決まり、掟のこと。現代風に言うと「マニュアル」に近いかもしれないが、参考ではなくルール(掟に近い)だから守ることが強く推奨される。
 「規律」とは一定の秩序である。TASUCの理念は「正義と秩序」だが、「正しい考え、行いを正しい順序や筋道で行う」と言い換えることができる。つまり、「規律」は「正しい行いを正しい順序や筋道を立てて行うルール」となる。理念的でも実用的でも「規律」だから、守らなければならない。

守破離の「守」からはじめる

 この規律(秩序)を守るためには、一人一人の知識、技能、意欲、態度が必要になる。中でも大事なのは意欲と態度だ。
 そのため、私たちが仕事を選ぶとき、何か行動を起こすときには、「選択」が重要になる。「意欲」を維持するためだ。ご存じのとおり意欲には外発的なものと内発的なものがあるが、外発的な動機づけは時に希薄になることもある。そして内発的な動機づけ(感性動機、好奇動機、操作動機、認知動機)は自らコントロールできる。

 そして、「態度」はどうだろう。

1段階「言うことを聞く」応じる態度

2段階「規律を守る」自律的な態度

3段階「規律を基盤に自分から動く」積極的な態度 

1〜3段階が「自立訓練」や「就労支援」に入った青年のスタートラインだ。

4段階「目標達成に向けて自分の役割を果たす」責任のある態度

5段階「チームを補佐し臨機応変に対応する」柔軟性のある態度

6段階「メンバーを統率し協調する」協調性のある態度

 4〜6段階が3年目のTRYFULL生など、そろそろ社会人としての力が付いてきたレベルだ

守破離の「破」は、自分のチームを作ることから
 
「内発的な動機づけ」があり、6段階の「メンバーを統率し協調する」協調性のある態度が身に付いたら、守破離の「破」(他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階)に入る。この段階の青年も、TASUCには存在する。
本当に頼もしい。既に僕自身が、彼らと語り合うことが楽しみになっている。明日もまた会える。

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