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たすく代表日記

2022.09.15カテゴリー:未分類

【代表ブログ】国連の勧告は「恥ずかしい」ことだ

我が国は「恥」の文化です。

そんなことしたら恥ずかしいという言葉があるから、日本人らしい規律があるのだと思う。

本来は2021年には、国連から「勧告する」と知らされて、コロナ禍のせいなのかどうかは、あやふやだったけど、今年2022年に勧告されました。当事者の人たちがたくさんスイスに出掛けて、「異例」だそうです。それくらい、「怒って」いるんだと思います。それはよく理解できます。でも国内で何とかならなかったのでしょうか。国連から勧告されるなんて、恥ずかしいことです。

結局、この領域も「外圧」だよりかよ、という歴史的な場面に出くわしてしまいました。
私はお隣の韓国が、国連から指導を受けているのを見て「情けないな」と思いながら研究所にいたし、先輩たちは皆、日本は決して勧告なんか受けない、と意気込んで施策を実行してきました。

でも、ダメだった。結局は「勧告」を甘んじて受けます。我が国の当事者はスイスで「私たちの国はダメだから外から叱ってください」となったわけです。恥ずかしいことです。

ベネディクト著「菊と刀」(1946)では、西欧的な罪の文化と、日本人の生活に見られる恥の文化の比較による文化類型が示されました。そこでは、確か「罪の文化」が個人の良心による内面的な罪の意識に基づいて行動を律しているのに対し、「恥の文化」は他人の非難や嘲笑を恐れて行動を律しているとされました。本書では「恥の文化」を肯定的に捉えて語られています。日本人はこの「恥の文化」を失ってしまったかのようです。

一方で、「罪の文化」では、誰にも知られていなくても罪に悩むのに、「恥の文化」では、バレなければ恥ではなく、悩まないとされています。まさにこの「バレなければ・・」が災いしたのでしょうか。

今回の国連からの勧告で、世界中から非難され、嘲笑されました。どうやって日本人はモチベーションを保ちながら日々の仕事に挑めというのでしょうか?

しかし自分で考えてみると、「罪の文化」で語られた、個人の良心による内面的な罪の意識で仕事をしてきたような気がします。なので僕は大したダメージも無く、淡々と粛々と自分が行ってきた事業を継続していかれると思います。読んでくださった皆さんも、きっと同じ仲間でしょう。

できれば恥ずかしいことは起こってほしくなかったけど、なるべく触れないようにして、頑張って行こうっと。

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