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2024.02.17カテゴリー:
自らの意思決定に向けて…
こんにちは、自立の学校の吉本です🌸
今週の鎌倉はあたたかく、木曜日には春一番が吹いたようですね🍃
先日開催した教材マスターの集い(保護者学習会)では、「ポートフォリオ」を題材にお話しさせていただきました。
スライドにあるとおり、ポートフォリオは「書類を運ぶためのケース」のことを表し、「書類をひとまとめにして、運びながら出し入れできるケース」といったイメージで、
特にTRYFULLでは
✴︎自分のことを内省したり、理解するためのツールとして
✴︎就職面接などにおいて、自分のことを伝え、理解してもらうためのツールとして
活用しています。
学習会では、現在TRYFULLに所属している青年が作成したポートフォリオを紹介しました。
自分の言葉で、自分の趣味、将来の夢、困ったときにどのように対処するかなどをまとめたスライドを本人が語る7分程度の動画なのですが、
見終わった後には
「動画を見ただけで彼の人となりがよくわかった。」
「将来の夢を自分の言葉で語れているのが素晴らしい。雇い主だったら、きっと雇いたいと思うだろう。」
「自分の苦手なことや困ったときに対処法も伝えることは、就職先などの相手にとっても大事な情報になると思った。」
といった感想が出ていました。
初めて動画を見た相手にも、どんな人なのかが伝わるほど、わかりやすい資料となっている証拠だと感じました✨
そして、このような資料は青年期になってから考え始めるのではなく、
学齢期のうちから、自分の言葉で自分の意思を伝えること、自分のことを理解することを積み重ねていくことが大切だと私たちは考えています。
🌱
自立の学校では、本人の意思決定支援として、進路希望について本人と話し合ったり、入学面接に向けた練習、
バイト選びのサポートやその面接練習などを行っています。
どんな選択であっても、まずは本人の希望に応じられているか、よく話し合って決定することが大事ですね。
特に思春期を迎えているお子さんの中には、「親に話すのはちょっと恥ずかしいけど、実はこう思っている」というようなことを私たちにポロッと話してくれることがあります。
私たちの立場だからこそ聞けることをしっかり聞き取りながら、本人の希望に沿った意思決定であることを大切にしています。
また、面接練習をする際には、まず初めに面接で聞かれる質問項目に対する答えを親御さんやスタッフと一緒に検討し、
本人の意思を尊重しながら、相手に伝わりやすい文章で伝えることに取り組みます。
そして、質問された際に答えられるように、何度も練習して「自分の言葉」にしていきます。
お子さんたちの中には、自分の意思はあるけれども、それを整理して伝えたり、相手に伝わりやすい表現で伝えることに苦労している方も多いと思います。
思考を整理し、わかりやすく伝える練習を積み重ねていくことで、本人が自分の意思をきちんと伝えられるよう人になってほしいと考えています。
🌱
「意思決定支援」と言っても、様々なステップがあり、お子さんたちと日々丁寧に関わり、その記録を残していくことが将来の大きな決定にも繋がっていくのではないかと思います。
お子さんたちが自分の『夢』を自分の言葉で語り、それを実現できるように✨
一人一人にじっくり向き合いながら、夢の実現に向けたサポートをしていきたいと思います!
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自律的な学習をとおした個人別の指導
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