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2023.08.27カテゴリー:著者:城日菜子

継続できる「ルーティン」を作ろう!

こんにちは!たすくの城日菜子です。
早いもので、もうすぐ9月ですね!
今週末で夏休みが終わる!といった子供たちも多いのではないでしょうか。
みなさん、どんな夏休みになりましたか?😊

教室では夏休みが始まる前に、「夏休み生活スキルアッププロジェクト」として、
子供達から、この夏頑張りたいことを一つずつ集めて、掲示していました。
ちなみに私は「毎日一曲エアロビを頑張ります。」と書きました。
「こんなふうに書いて、模造紙に貼ってね〜」と、お手本の意味を込めて、軽い気持ちで貼った目標なのですが
思いの外、子供達(とお母さん!)が見て、「城先生、毎日エアロビするのすごいですね!」なんて声をかけてくれて・・・
実は7月後半は、目標を貼ったことを少し後悔していました😅

目標を書いたはいいものの、ちっともエアロビに取り組めていなかった7月後半
なんとなく自分の中で「8月からは・・・」と決めていたのですが、モチベーションは上がっていませんでした。
そんな中、7月末、母親にテレビ電話をしていると、ひょんなことから「運動したい」(妹が)というニーズが上がってきました。
これはチャンス!もしかしたら一緒に頑張れないかな?と思った私は、妹とテレビ電話を繋ぎながら運動をする計画を立てました。
ここからは、私と、自閉症の妹が、運動をルーティンにするまでの工夫のお話をしたいと思います。

1日目
とりあえず様子見で。母とテレビ電話を繋いで妹を呼ぶ。
画面の前でお互い、腹筋を30回、その後背筋を30回。
その後YouTubeでエアロビを私が選曲し、画面を共有しながら一緒に実行。
終わった後妹はiPadをするために、そそくさと部屋に戻っていきました。

2日目
「今日もやろうね〜」と母にラインを送り、テレビ電話を繋いで妹を呼ぶ。
画面の前でお互い、腹筋を30回、その後背筋を30回。
その後YouTubeでエアロビを私が選曲し、画面を共有しながら一緒に実行。
この日も終わった後妹はiPadをするために、そそくさと部屋に戻っていきました。

3日目
「3日目だね!三日坊主にならないね!」と母にラインを送り、テレビ電話を繋いで妹を呼ぶ。
画面の前でお互い、腹筋を30回、その後背筋を30回。
ここである変化が。
昨日までは私が、「腹筋終わったら背筋しよう〜」と声をかけていたのに、
この日は私が声をかける前に、妹が背筋を始めていたのです!
もしかすると、「早く終わらせたいから」という下心も少しあったのかもしれませんが。笑
それにしても、流れを覚えて、次はこれだろうと予測して、言語指示なしに取り組めた妹を素直に、
「ルーティンができると強いんだな。」と尊敬しました、
YouTubeでエアロビを私が選曲し、画面を共有しながら一緒に実行。
ここからの流れも、昨日までと同様です。

何かを始めるとき、続けるときにできる「工夫」とは何だろう?
私は今回のエアロビを初めて、続けるために「誰かと一緒にやる」という工夫をしました。
これは結構、大切な要因ですよね。
そしてもう一つ。
自閉症のお子さんは「手続的な記憶の仕方が得意」という特性があります。
一度身についたやり方や流れを、忠実に守ろうとします。
「ルーティン」ができると、主体的にそのルーティンを実行できる。
この力は、非常に真面目な彼女たちの強みなのです。
つまり、妹にとっての「続ける工夫」は、「ルーティンの構築」でした。
妹が私との運動の中の「ルーティン」を作ってくれたので、私もその「ルーティン」にあやかって、継続することができているのだと思います。

なかなか腰が重かった「毎日エアロビ」という私の目標
8月に入り、(お盆休み3日間を除いては。笑)今の所毎日実施できています✨
毎日10分!たかが10分!それが一番難しい!!
でも、せっかくできたこのルーティン、8月で終えてしまうのは惜しいなぁと、密かに思っている8月末のお姉ちゃんでした。

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