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2023.05.26カテゴリー：個別療育著者：豊橋教室スタッフ

自分の気持ちを上手に伝えられるように　〜好きな色を伝えるコミュニケーション

みなさん、こんにちは

たすく豊橋教室の篠原です。

6月も近くなり、日中も暑さを感じる日が出てきました。

今回は、あるお子さんのコミュニケーション支援についてご紹介したいと思います。

写真は、教室に通うあるお子さんのコミュニケーションのシーンです。

好きなチョコレートを食べたい、と伝える場面で、色を含めた表現で伝える練習をしました。

事前にお母さんと、この色のチョコレートを食べたい、という気持ちがあることを一緒に確認をしました。その上で、「赤」「青」などの色のカードを使って伝える練習をしました。

例えば、「僕は、赤色の　チョコレートを　食べたい」と伝えます。この日は、「黄色」「オレンジ」など何色かのカードを使って食べたいチョコレートの色を伝えてくれました。お母さんも「ここまで欲しい色がはっきりしているとは思いませんでした」とおっしゃっていました。

食べてしまえば同じなのかもしれませんが、少なくともこのお子さんには、「この色のチョコレートを食べたい」という気持ちがあります。その気持ちをうまく引き出してあげたいですね、とお母さんと話をしました。そして、他に色の好みのあるものがあるか、話し合いました。

「僕は、チョコレートを食べたい」よりも、「僕は、赤色のチョコレートを食べたい」と伝えられること。意思決定のためには、自分の考えていることを相手により具体的に伝えることが必要です。そのための支援をできるだけ早期から始めています。

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