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2023.11.21カテゴリー:著者:新川崎教室スタッフ

保護者学習会の報告📣〜第8回教材マスターの集い〜「休憩」を学ぼう!

 こんにちは。TASUC新川崎教室の佐藤歌恋です。

本日も、学習会の報告をさせていただきます。

今回の学習会もとても興味深い内容でした!テーマは「休憩」。

みなさん、休憩の時間をとっていますか?また、どんな方法でとっていますか?

こんな質問をすると、「15分間お昼寝の時間をとっている」とか、「ランニングをする」とか、「甘いものを口にする」とか。

はたまた、「そういえば休憩していないかも!」とか、様々な声が聞こえてきそうです。

そんな話を、私たちもワークを通して保護者の方々としたのですが

休憩の仕方は千差万別!どんな方法が有効かは人それぞれですよね。

私が面白いなーと思ったものをいくつか挙げさせていただくと、

野菜の千切りをする、推しのLIVE映像を観る、乾燥機で回っている洗濯物を眺める、紅茶の香りをかぐ、思っていることを紙に書き出す

などなど、自分が試したことのない方法がたくさんありました。

意識的に休憩の時間をとっている方もいれば、隙間時間に休んでいる人もいて、私たちは何気なく、疲れを感じた時や、気持ちの切り替えをしたい時に、「休憩」をとっているのだなーと感じました。

大人である私たちにとっても大切な「休憩」は、もちろんお子さんにも大切です。

 ここからは、TASUCが考える「休憩」について紹介させていただきます。

今回のテーマである「休憩」は、TASUCメソッドの「METHOD4 機能的な目標」の中の「インディペンデント」という項目の中にあります。

「インディペンデント」には、「人に頼らずに~」や「自立した生活を送る為に~」という意味があります。

TASUCのインディペンデントの課題には「休憩」と「移動」の2つの項目があります。今回のテーマである「休憩」の中には、更に「座って身体を休める」と「気持ちを休める」の2つの項目があります。

TASUCでは「インディペンデント」は、J⭐︎sKepsの平均点が3点以上の課題として設定されています。3点以上になると、学びの場が静態的な環境から流動的な環境に移行します。

流動的な環境では、人を見て学んだり、人とやりとりをして情報を得たりと、相手をしっかり観察して、配慮したり、気を遣ったりする力が必要になります。

このように、非常に多くの新しい情報に触れたり、この先に何が起こるのか全く予測できない環境の中で学ぶことは、静態的な環境に比べてリスクがあります。

だからこそ、お子さんたちには、リスクを防ぐためのスキルとして「休憩」を教えていく必要があります。

 TASUCに通ってくるお子さんの中には、「提示された課題はなんとしてでも成し遂げたい!」「完璧を目指したい!」と、大人が感心してしまうくらい真面目なお子さんたちがいます。

その子たちは、スケジュールの中に「休憩」の提示がないと、休憩をすることを忘れ、とにかく課題に取り組み…

そして、課題を終える頃にはフラフラになり、知恵熱を出してダウン。

そんな様子を窺うことがあります。

今は、信頼できる家族や先生がいて、ゆっくり休んで回復をすることもできますが

このまま休憩を知らず成長していくと、効率の良い取り組み方を知らなかったり、心や身体を痛めてしまったりと、様々なリスクがあります。

だからこそ、まだ幼いうちから「休憩」を意識させていくことが大切なのだなと思います。

どんな方法が適しているのか、どんな場所を好むのか、どれくらいの時間が必要なのか

などなど、これらの情報を知っておくことは、将来、社会に出た時の、「社会的に受け入れられる休憩の方法」を身につけることにも繋がります。

となると、“「休憩」も学びである“ということができるのではないかと感じます。

活動に取り組むことを評価するのと同じくらい、休憩の取り方も評価していきたい。

そんなふうに思った学習会でした。

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