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2022.01.10カテゴリー:, 著者:札幌教室スタッフ

早期発達支援を中心に、中核的な療育体制を築いていきます

たすくの療育・サポートの理念は、一貫性と継続性

 たすくには、創業の頃からずっと掲げてきた言葉がいくつかあります。そのうちの1つ、たすくの支援スタイルの根幹とも言えるのが、『ずっと一緒だよ』というフレーズです。一見、福祉サービスのようなイメージもよぎるでしょうか。

「優しく、常にそばにあり、一生寄り添ってくれる団体?」最初そのように捉えていたメンバーのお母さんもいらっしゃいました。「ずっと一緒でなくてもいいから、とにかく今どうにかしてください」と切実に今の充実や改善を希望されるご家族もいらっしゃいます。ですが、この“ふわり”とした優しいイメージと、言葉の真意は違います。

「ずっと一緒だよ」、この一貫性と継続性が学校との違いです。担任が変わったり、卒業したりしたら繋がりが途切れるのではなく、常に一貫した基準のもとで、子供たちの特性と成長とを定期的に記録し、年代や環境の変化、それに伴う問題や悩みの変化にも対応し、範囲を限定せず、生活のあらゆる分野にわたって継続した支援を行なっていきます。障がいに気づき始めた早期から、自分の力をベースに生きていく成人期までサポートしていきます。

 私達が行っていく支援とは、本人たちが主体的に生きていくことをサポートすることです。それを実現する地域の支援体制に向け、まず早期発達支援を中心に、中核的な療育体制を築いていきます。具体的には、J☆sKepsTMアセスメントから個人別の課題学習(身体づくりを含む)を中心に“療育”をしっかり行います。その結果、子どもの理解を進め、未来を描くことができるからです。

地域に貢献する社会的企業をめざします

 幼児期は、ことばの発達をはじめとしたコミュニケーション能力、対人関係や社会性の育ち、さまざまな認知機能の習得など、学校における学習や集団生活、その後の自立や社会参加の基盤を形成する時期です。だから、この時期に適切な支援を受けられないと、就学後の学習面や生活面にさまざまな困難を抱えることが多くなり、また情緒不安や不適応行動などの二次障害が生じてしまうこともあります。

「ずっと一緒だよ」を実現するため、まずは、“お子さんを理解する”体制づくりを進めます。診断の有無によらず、何か困りごとがあるお子さんの育ちをサポートしたい。この冬、私たちは、早期発達支援との専門連携を模索し、“お子さんを理解する”体制づくりを一歩ずつ前進させています。

その1〜市内保育施設と専門研修で連携する!

 札幌市には、現在、認可保育園250園、認定こども園105園、公立保育所19園、地域型保育事業所149か所の各保育施設があります(令和3年9月1日付)。また、発達が気にかかる幼児は、札幌市内600か所近くあるとされる児童発達支援/放課後児童デイサービスに通所しているケースも多く、各保育施設では対応に苦慮している実態があるようです。それは、発達が気にかかる児童への対応と保護者支援のみならず、児童発達支援事業所との連携も求められているからです。
 そうした中で、過日、札幌市子ども未来局子育て支援課で、3日間の専門研修を開催しました。その目的は『札幌市障がい児保育の質の向上を図る』であり、私たちは『保育と療育をつなぐ~今、保育施設に求められること』講座で講師を務めさせていただきました。特に、診断前支援でお悩みなるご家族に対する保育施設の役割について、ともに学びました。たくさんの反響をいただきました。ありがとうございます。

その2〜幼児教育センターと子育て支援で協働する!

 札幌市には、幼児期のお子さんに係る相談を行う『幼児教育センター』が設置されています。そして、市立幼稚園10園が、幼児や保護者が身近な場所で気軽に相談できる研究実践園として整備され、センターを補完しています。

 幼稚園・保育園に通っているお子さんの発達が心配だったとき、幼児教育センター/研究実践園の教育相談を紹介されることが多いでしょう。しかし、センターは所属園ではないので、日常的な直接支援を受けられるわけではありません。そのため、幼児教育センターから、より専門的な本人への直接支援と家族支援を継続して実行するために、たすく札幌をご紹介をいただくことがあります。札幌市の児童発達支援センター基礎研修では、児童発達支援事業に対して「適切なサービスの確保と質の向上が図られていない」、「単なる居場所となっている事例」、「発達支援の技術が十分ではない」ことが指摘されています。この地域課題を解決するための連携です。
 そうした中、先日、教育相談センターのK先生が、たすく札幌を訪問してくださいました(コロナ禍で延期続きでで、やっと再会できました)。限られた時間でしたが、診断前支援の重要性と、相談支援の役割について意見交換をさせていただきました。そして、就学までの地域課題を解決するため、保健分野と教育相談分野との連携のための企画を進めることにしました。具体的にご案内できるようになりましたら、ホームページにも掲載いたします。

令和4年度募集要項
アセスメントに基づく発達支援プログラム

<ご案内動画> https://youtu.be/epNr570vjD8
<1.募集定員>24名(週1回〜)
<2.募集対象>療育や支援が必要であると認められた就学前のお子様。
<3.入会手続き>
  ⑴申込受付:こちらからお申し込みください
  ⑵個別面接:令和4年2月下旬まで順次実施。
        保護者様とお子様との面接と入会アセスメントを行います。

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私たちは,発達障がいのあるお子さんとそのご家族のための、一貫性と継続性のある支援体制を創る「たすくグループ」です。 札幌教室は、最新の研究と科学的な根拠に基づくアセスメントと療育の拠点として、地域に根ざすことを目指しています!

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