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2023.01.30カテゴリー:, 著者:鎌倉御成教室スタッフ

さくちゃんママの日常#2 ノルディック

こんにちは!さくちゃんママです。
今回は、さくがほぼ皆勤賞で参加している日曜日のノルディックウォーキングについてお伝えしたいと思います。

さくが最初に参加したのは、2017年6月、保育園の年中さんで4歳のときでした。
たすくに入会し、まだ1年もたっていないころでしたが、先生やほかの親御さんとの会話の中で、よく「ノルディック」という言葉が出てきていて、気になっていました。
さくはまだ小さいから参加できないだろうなと思っていたのですが、当時担当してくださっていた川間先生が「大丈夫だと思いますよ!」とおっしゃるので、ならばということで、さくと私、夫、長女(さくの姉)の家族4人全員で参加することにしました。

6月でしたが、真夏のように強い日差しが照りつけていた日でした。
由比ガ浜海岸の目の前にある海浜公園に集合して歩き出したものの、
さくは多動傾向が強いので、看板など目に入ったものに吸い寄せられるように近づいて行ってしまい、止まってばかりでした・・・
カンカン照りの暑さだったこともあり、途中のジュースの販売機の前で「ジュース!ジュース!」とわめいて動かなくなってしまいました。
夫と長女を含め、ほかの人たちはずっと先を歩いていて、もう姿も見えないほど。
ゴールの稲村ケ崎まではまだ半分以上。
私も初めてのノルディック参加だったので、この状況にどう対応していいかわからず……。
とりあえずジュースを買い与えようとお財布を開いたところ、なんと小銭がない!
「ジュース!ジュース!」と叫び続けるさくの手を引っ張って、
せっかく歩いてきた道を少し戻ったところにあるコンビニに入ってジュースを買い、お店の前に座って飲ませました。
ジュースを飲むさくを見ながら、とりあえずホッと一息していると、
「さくちゃん!?」と、川間先生が心配して戻ってきてくれました。
「販売機の前でジュースをほしがってしょうがないんで、買おうと思ったら小銭がなかったんで……」と説明する私に、あきれ顔の川間先生。笑
確かに、勝手に列から離れて買い食いするって、いま思うとありえないんですよね。
そこから川間先生にいろいろと声かけしていただきながら、どうにか再び歩き始めました。
ただ、さくはいろいろなものが目に入って集中できないだけでなく、当時はまだまだ「抱っこ!抱っこ!」とすぐにせがむ時期でもあり、なかなか前には進めません。
「さくちゃんは歩いたことありますか!?」と川間先生に指摘されてしまう始末。笑
確かに、歩くために歩くというのは、保育園でお散歩のようなことはしていたと思いますが、少なくとも家庭では初めてでした。
どうにかゴールの稲村ケ崎公の海浜公園に着いた時には、ほかの参加者はすでに解散し、疲れ顔の夫と娘が残っていました。
初めての衝撃的で過酷なノルディック初体験……。
書き出したら長くなってしまいました。すみません。
ただ、この時は実はゴール後もいろいろあって、私は炎天下さくを抱っこして、もと来た道を戻ったのでした。
私も若くて体力があったんですね、いまは考えただけでも無理です。笑
よく初回のノルディックで懲りなかったなと、いま思うと不思議なのですが、その翌週か翌々週にあったノルディックにもさくと私で参加しました。
初回の反省を生かしてといいますか、気を引き締めて参加したことは覚えています。
さくは当時、しまじろうなどのぬいぐるみの言うことにはよく耳を傾けてくれたので、その時も私はしまじろうの人形を手にしながら歩き、さくが看板の前などで止まりそうになると「さくちゃん、行くよ~」などとしまじろうが声掛けすることで、どうにかほかの人たちに遅れずにゴールすることができました。
  

こうして振り返ってみると、いまはかなり成長したとあらためて感じます。
看板や電車にひきつけられるように列を離れてしまうことはなくなったし、
すぐに投げ出してしまっていたポールはとりあえず持ち続けているし(まだ左右交互にうまく突き続けられませんが)、
お兄さんたちのスピードにもくらいついていけるようになったし。
なにより、初回のノルディックではとてつもなく長い距離に感じた由比ガ浜~稲村ケ崎間が、朝飯前というくらい何の問題もなく歩けるようになりました!

成長を感じるのは歩くことだけではありません。
たとえば、ノルディックでは毎回、スタート前に希望者が皆の前に出て一言話す機会があり、
さくもまだまだつたないのですが、あいさつする機会がよくあります。
そういう経験が大きかっただろうなと感じたのが、2019年の年末のノルディック後の打ち上げでした。
その年に特にがんばった人の名前が呼ばれる中、さくは自分の名前が呼ばれると、自分からすっと前に出ていき、「ちょっと泣いちゃうこともあったけど、最後までがんばって歩きました」などとあいさつしました。
突然のことでみんなあっけにとられつつも、大勢の前で堂々と話す姿に、大きな拍手が送られました。

ほかにも、ここ数年は、ノルディックの休憩時間や終了後にみんなにアメを配って、「ありがとう」と言ってもらえることを楽しんでいます。
さくはもともとコミュニケーション好きで、アメ配りで貢献欲を満たしているのだと思いますが、こうしたやりとりの積み重ねが、心の成長にもつながっているように感じます。
また、アメ配りは楽しいという経験が、ノルディックは楽しいというポジティブなイメージにも結びついているようで、「ノルディック行きたくない」とぐずることが最近はほとんどなくなりました。
ノルディックに毎回参加してきたのは、さくの成長のためということはもちろんあるのですが、私自身の罪滅ぼしという側面が強かったというのが正直なところです。
平日は仕事で忙しくて、家庭療育の時間をとることも、気力をふり絞ることもなかなかできないから、だったらせめて週末のノルディックくらいは、という感じです。

でも、あらためてノルディックを続けてきてよかったなと感じます。

私も長い距離を歩くことが苦ではなくなり、コロナで自粛期間が続いた時も、さくと一緒に鎌倉を歩きまくって体力づくりと気分転換をしていました。
それに、ノルディックに参加してほかの親御さんとお話できるのも、貴重な機会だと思います。
最近は、夫が進んでノルディックに付き添ってくれているので、私はあまり参加できていないのですが、夫がほかの親御さんや先生方と交流を深めているのも、いい傾向だなと見ています(上から目線?)。
これからも鎌倉の自然を楽しみながら、もっと大勢の人と一緒にノルディックを続けていきたいと思います。

ここからは、川間です。笑
当時は、色々失礼な事を言ってしまいすみませんでしたm(_ _)m
『今日という日は今日しかない。明日、明後日、1ヶ月後、1年後・・・人は変わりゆく。
だからこそ、今を精一杯に過ごす』
私も久しぶりに鎌倉に戻ってきて、さくちゃんやご家族の皆さんに会って、
『継続は力なり』を教えてもらいました。
これからも、一緒に頑張りましょう~!

タグ:
ノルディック身体づくり

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