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2023.09.06カテゴリー：著者：Kako Yokogawa

「もしも」に備える防災教室

こんにちは！
TASUC鹿児島教室の
横川です。
突然ですが皆さん、9月1日は何の日か知っていますか？

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『防災の日』だそうです。
教室に通っている小学2年生のお子さんが教えてくれました☺️
ちょうど100年前、1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんで制定されました。
また例年8月31日〜9月1日あたりは旧暦で台風の襲来が多いとされる二百十日にあたることから、「災害への備えを怠らないように」という戒めの意味も込められているそうです。

ということで・・・
TASUC鹿児島教室では防災の日にあたる9月1日に『防災教室』を開催しました。

講師に日本赤十字社鹿児島支部の方々をお迎えし、始業式を終えた子どもたちとご家族が集まって、約90分間の講習を受けました。

まず最初は「日本赤十字社」についてご説明いただきました。

子どもたちは　「献血しているところ！」と元気に答えていました。
よく知っているなあ・・・

そして次に「おうちの中のキケン」を探すワークをしました。
おうちの中に潜む
「倒れる」
「落ちる」
「動く」
「割れる」の４つのキケンを、実際のおうちの見取り図を見ながら探します。

TASUC鹿児島教室では、ご家庭の構造化についてご家族と確認する際、ご家庭の部屋やものの配置を書いていただいています。
普段は子どもたちが行動しやすい導線を考えたり、物理的な構造化について話し合ったりするために使用しますが、思わぬところで役立ちました！✨

子どもたちの中には言語による説明と指示のみではワークに取り組みづらいお子さんもいます。
そんなときの一工夫が「操作（動き）を入れること」。
今回は、「危険な場所を探して、４つの危険のうちどの危険に当てはまるか書き込もう！」というワークでしたがなかなかペンが進まないお子さんには、４種類のシールを準備しました。

「倒れる」
「落ちる」
「動く」
「割れる」
と書かれたシールを提示して、
「倒れるのはどれ？」と聞くと、
お子さんはどんどん「倒れる」と書かれたシールを貼っていきます。

このように、ほんの少しの一工夫で子どもたちは主体的に活動に取り組むことができるのです。

そして次は100円ショップで簡単に手に入る身近なものを中心に、防災ボトルを作成しました。

何が必要かをよく考え、入れるものを選定しました。

ここでは子どもたちよりもお母さんたちが大奮闘です。

備えあれば憂いなし。ですから、できるだけ入れ込みたい！
ですが、ボトルになかなか入らず大苦戦です。

優先順位、大切ですね。
いち早くギュッギュッと押し込んだお母さんは、もはやヒーローです。

「どうやって入れたの？！」
私も熱くなって一緒にギュッギュッと押し込みました。
こうして、講師に来てくださった日本赤十字社鹿児島支部の皆さんのおかげで、貴重な経験をすることができました。

普段の防災教室や避難訓練では、集団という環境や、言語での指示が多いことからなかなか主体的に参加できないお子さんも多いです。

ちょっとした一工夫を加えたワークと、
子どもたちが考えるための「間」を尊重してくださった講師の皆さんのおかげで、子どもたちはイキイキと活動に参加することができ、また一つ、深い学びとなりました。

ぜひ、次は地域の方々も一緒にこうした活動に取り組みたいです。

TASUCに通う子どもたちのための一工夫は、その他の子どもたちにとっての「わかりやすい」にもつながるはずです。

そうやってユニバーサルデザインってできていくんだろうなあと、少し遠い目をする横川です。

ーーーーずっと一緒だよ！一貫性と継続性のある支援を！ーーーー

一人ひとりのお子さまに応じて理解し，それぞれに最適な療育方法をご提案します。

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