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たすく代表日記
2022.12.16カテゴリー:未分類
【代表ブログ】地域に根ざしたTASUCの教室
<地域に根ざしたTASUCの教室>
TASUCは一貫性と継続性のある支援体制を築くを理念としている。
その単位は「地域」であり、地域に根ざすことが理念である。そのためTASUCの教室スタッフは、故郷に根ざす者が多く、家族と共に地域に精通したスタッフだ。例えば創業以来、「通勤費」の費目は無い。中途採用の人たちには非常に不評だが、3.11の地震の時に横須賀線がSTOPして、学校も閉じられて、行き場が無くなった子どもたちを迎え入れることができたのは、スタッフのほとんどが「歩いて」または「自転車で」出勤できる「地域に根ざしたTASUCの教室」だった。
<地域を知る>
発達障がいがあると、検査だったり、通院だったり、通級だったりと、なかなか地域に根ざした活動に入り込めないことが多いため、新卒のスタッフは特に地域を知る活動をする。特に「家族会活動」であるノルディックウオーキングは重要だ。5キロ以上を集団で歩くため、計画段階から土地の状況や交通量、さらにはイベントを調べて参加したりすることで子どもたちの身体づくりのモチベーションにするからだ。
<僕の故郷、三多摩>
ところで、僕の故郷の国立市を含む地域を指す「三多摩」って言葉をご存じだろうか。簡単に言うと東京23区と島を除いた西半分の地域で、西多摩、北多摩、南多摩の3つの地域の総称である。ちなみに東多摩もあったが、早々に無くなり、今も残っているのは西多摩郡である。要するに、東京と言っても東東京(23区中心)と西東京(三多摩中心)では大きな違いがある。
何を隠そう、僕らの子供時代は「東京に行ってくる」とよく言葉にしていた。中央線の吉祥寺を越えないと、いや、正確には中野あたりを越えないと「東京」って感じは今もしない。
<僕の故郷2、国立市>
母の介護で12月に国立市に移ってきて、先ずはじめたのは、子供の頃の亡き父との思い出の地の探索を僕の子どもたちとしたこと。国立駅前の変貌ぶりはさすがに実家に帰ってきたときに分かっていたから、ちょっと足を伸ばして「やぼ天」と「丸信ラーメン」に初日に出掛けた。なんかものすごく変わってたけど、同じものは同じでちょっとホッとした。鎌倉に比べてかなり寒いのはめげるが、故郷は無条件に受け入れてくれる感じが心地良い。
<障害がある子どもたちにも同じ思いを!>
つまり、この故郷という感覚、慣れ親しんだ心地よさを誰もが持っていて、障害があることで地域から分離されるようなことは絶対にしちゃいけないんだと思う。
そういう意味でも、今回の社会福祉法人宝ものの設立によって、一貫性と継続性のある支援体制を築くという理念に基づいて、地域に根ざすハードの整備と、ポートフォリオを中心とした個別の支援計画の電子化などの取組を続けていく。