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2022.12.10カテゴリー：著者：TASUC自立の学校・鎌倉大船教室スタッフ

ボウリング大会を終えて

こんにちは、TASUC自立の学校大船教室の櫻井照明です。

先日、TASUC自立の学校大船教室初めてのボウリング大会を行いました。当日は11名のメンバーに参加いただき、盛況のうちに終えることができました。

場所は藤沢の江ノ島ボウルだったため、鎌倉駅や大船駅に集合し、スタッフが公共交通機関での移動を指導しながら、現地に向かいました。今回生まれて初めてボウリングをするという子供達もいました。また、ご参加いただきました保護者の方々の中にはかつてボウリングを趣味にしていたと言うことでマイボールを持参されたお父様もいらっしゃり、個人的にはとても心強かったです。

　現地に集合し、集金を終えて、ボウリングシューズを借りることに。その際、子供達に「あなたの靴のサイズは何センチですか？」と尋ねました。すると・・・。自分の靴のサイズを答えることができなかった子供達が少なくなかったことに驚きました。側にいた参加者のお父様が「靴を脱いで確認してみよう」と言ってくださいました。靴の中のタグなどに表記されている数字で靴のサイズを確認できたお子さんもいましたが、中には複数の数字があり、サイズとは大きく異なる数字を靴のサイズと勘違いしたお子さんもいました。「子供でも自分の靴のサイズは誰もがわかっているだろう」という大人の考え方を覆され、これからの支援についてまた考えを新たにする場面でした。

　競技には入る前に前回のブログに書いたような説明をしました。特に事故が起きないように左右を確認して投球することを意識させました。競技中は子供達の意識が意外に高く、そのことは比較的守られていたようで、焦って投球するケースは少なかったです。

　1ゲーム目は全員「ガターにならないためのバンパーを使わない」と言う同じ条件で投球。投球の仕方はそれぞれ様々でしたが、ボールを真っ直ぐ投げて多くのピンを倒すと言うことは少しハードルが高かった子供達もいたので、2ゲーム目は「バンパー使用」について選択制にしました。すると中高生の多くはバンパーを使わずにトライしていましたが、中にはバンパーを使用することで得点がアップして意欲が増した子供達もいて、2ゲーム目は1ゲーム目に増して盛り上がっていました。

　楽しいことをして過ごしている時には時間の経過は早く感じますよね。気がつくと時刻は10時30分、あっという間に閉会式を迎えることになりました。複数の子供達に感想を聞くと「楽しかった」と口々に話してくれました。大会実施後に今大会の感想をメールで送ってくださった保護者の方がいらっしゃいました。大会後に帰宅したお子さんが普段見せないような満面の笑みを浮かべていたことで「恐るべしボウリング大会」と表記してくださったことに私は思わず笑みを浮かべてしまいました。多くの子供達が普段教室ではあまり見せたことがない満面の笑みを浮かべたり、体全体で喜びを表現したりする姿を目にして、我々スタッフもとても有意義な時間を過ごすことができました。またいつか、できればそう遠くない時期に第2回目のボウリング大会を実施したいと思います。今回は参加できなかったメンバーや、多くの保護者の皆様のご参加もお待ちしております。

これからも、お子さんたちと普段の学習だけでないさまざまな経験、体験をとおして、たくさんのことを感じ、学んでいってほしいと思います。

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