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2022.03.12カテゴリー:
地域に出よう!販売実習の実践
こんにちは、TASUC自立の学校鎌倉の吉本文香です。
春らしい陽気が続き、鎌倉の若宮大路では玉縄桜が満開になっています!大船のフラワーセンターで生まれたという玉縄桜🌸毎年この時期になると、思わず写真を撮ってしまいます😊
さて、TASUC自立の学校鎌倉では、教室での通常プログラムと併せて、地域の方との交流、将来に向けた社会体験の場として、定期的に特別プログラムを実施しています。
先日は、MUJI comメトロポリタン鎌倉店で開催されていた、Re Sail Factoryさんの「セイルがつなぐ未来 2」にて、ヨットのセイルのアップサイクル製品の展示販売のお手伝いをさせていただいていました!
実際の店頭に立たせていただき、商品の会計業務を主に、品出し・制作作業なども行わせていただきました。
夏休みも同様の販売体験を行わせていただき、生徒にとっては2回目の「販売実習」となりました。
しかし、実習にあたっては、“ぶっつけ本番“ではなく、それぞれのお子さんと会計の手順や立ち姿勢、いらっしゃいませの声かけの仕方など、接客練習を充分に行った上で臨みました。
たすくでは、学習の最終目標は『般化(Generallization)』であると考えています。
般化には、特定の状況下で身についた行動が、他の状況でも現れたときのことをいう「刺激般化」と
特定の状況下で身についた行動そのもののの頻度や強度が上がる「反応般化」の2つがあります。
今回の実習では、事前に教室内で手順書を見ながら先生と一緒に練習した接客の仕方が、
実際に店頭に立ち、一般のお客さん相手にもできるかという「刺激般化」
そして、その接客の行動(会計の手順・いらっしゃいませの声かけなど)を時間内に何度できたかということが「反応般化」です。
教室での練習では、お子さんも普段よく知る先生との練習なので落ち着いて手順を確認できますが、
実際の場面になると、初めて会うお客さんを前に、想定外のこともたくさん起こります。
そんな中、練習でも使用していた手順書を活用しながら回数を繰り返すうちにどんどん接客慣れしていくお子さん、制作作業の効率がどんどん高まるお子さん、最初は言えなかった「いらっしゃいませ」の回数が次第に増えていったお子さんなど、それぞれのお子さんができる限りの力を発揮して、教室で練習したことを実際の場面で『般化』できたことを確認できました。
改めて、「般化」できているかを確認するためには、「実際の場面」での経験が何よりも大事であることを実感しました。
教室での練習に留まることなく、地域に出て、社会体験を積む。
これからも子どもたちに様々な「社会体験」の場を提供していきたいと思います!
- タグ:
自律的な学習をとおした個人別の指導
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