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2021.12.04カテゴリー:著者:横浜教室スタッフ

運動は覚醒のスイッチ✨〜生活リズムを整えて寒い冬を乗り切ろう!〜

こんにちは!たすくの城日菜子です。
12月になり、すっかり寒くなりました。
私も、寒くて朝起きてから動き出すのに時間がかかってしまうのが冬の悩みとして出てくる時期になりました。
ですが、それでも冬眠をせずに動かなければならないのが人間!
今日は、冬の身体づくりについて少しお話しさせていただきます。

どうして冬の朝は起きるのが億劫なのか・・・
人間の体の構造として、冬になり、日の光を浴びる時間が短いと、感情を調節したりするセロトニンが減少し、脳の機能が低下すると言われています。
さらに、睡眠を調節しているメラトニンの分泌量が変化して体内時計を狂わせます。

このように、冬になるとセロトニン・メラトニンの分泌量のバランスが悪くなるため、眠気を感じやすくなると言われています。
「なんとなく寒いから起きたくない」のにも実は理由があったんです。

セロトニン、メラトニンは、共に間脳で分泌されるホルモンです。
間脳とは、「いのちの座」と呼ばれている「脳幹」の一部です。
脳幹とは、間脳、中脳、延髄、橋、を含む器官集合体のことで、
呼吸・心拍・体温調節・睡眠、と言ったような生命を維持するためのさまざまな中枢があります。
子供たちの中には、脳幹に問題があり、「体温調節が苦手」だったり、「覚醒のコントロールが困難」だったりする子がいます。
私たちが、「なんとなく寒いから起きたくない」と思う以上に、
覚醒のコントロールに普段から困難さを持っている子は、多いのかもしれません。

ですが、冒頭にも書いた通り、それでも動かなければならないのが人間。
私たちが冬のやる気スイッチを入れたり、
覚醒のコントロールが苦手な子供たちが適切なパフォーマンスを行うための覚醒レベルを維持したりするためには、どのようにすれば良いのでしょう?

脳幹の構造を変える、という直接的なアプローチは難しいですが、脳幹から出るホルモン量の調節はできます。
例えばセロトニンの分泌量を増やすためには、日の光を浴びるだけでも違います。

また、生活リズムを整えるためには、適切な睡眠が必要です。
しかし、寝過ぎてしまうと、副交感神経が優位になってしまい、
逆にだるさ、倦怠感、眠気が生じてしまうことがあるため、長時間寝れば良いと言うわけでもありません。
昼夜のメリハリが取れており、深い睡眠時に出ている脳波(デルタ波)の強度が増加すると、質の良い睡眠が取れている状態といえます。

では、質の良い睡眠をとって、生活リズムを整えるためには、何をすればいいのか?
答えは、「身体を動かすこと」です。
身体を動かすことで、代謝がよくなり、体温が上がることで質の良い睡眠が取れ、より短時間で効率よく睡眠欲求を満たせることがわかっています。
また、人間の体は、運動することで体温が上がると、汗をかいて体温調節を行います。
すると、体温調節の機能を持った脳幹を刺激するため、脳幹の働きを良くすることにつながっていきます。
寒い朝から身体を動かすことは、とっても億劫ですが、身体づくりは、継続することが何より大切。
習慣を作ることができれば、生活リズムが整っていきます。

そして続けるためには仲間がいること、楽しいことが同じくらい大切。
たすくでは、毎週日曜日の午前中に、「日曜日だよ!全員集合!」という運動プログラムを、zoomで配信しています😊ちなみに、先週は横浜教室からの配信でした。
また、日曜日に、隔週で行っている家族会のノルディックウォーキング(過去に行ったノルディックの詳細はこちら)も、運動を習慣化し、代謝を上げるためにはとても良い活動です✨
寒い冬でも、一緒に楽しく運動しながら、冬を乗り越えられる身体を作っていきましょう!

タグ:
#生活リズム#睡眠#覚醒#身体づくり#運動

この記事を書いたスタッフ

横浜教室スタッフ

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私たちは発達障がいのあるお子さんとそのご家族のための、一貫性と継続性のある支援体制を創る「たすくグループ」です。 TASUC個別療育・横浜センター南は、最新の研究と科学的な根拠に基づくアセスメントと療育の拠点として、地域に根ざすことを目指します!

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