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2023.10.16カテゴリー:著者:鹿島真知子

生活スキルに込めた思い〜世の中の役に立つ存在になる〜

こんにちは。
映画「月」が始まりました。
向き合わねばならないと思いつつ、まだ観に行けてない鹿島です。

たすくでは、「無知は罪」を合言葉に、保護者の方々と一緒に学びを深める機会を月に一度設けています。
先週末は、「生活スキル」について、学びました。
たすくでは「生活スキル」を「気働き」「お手伝い」「エチケット」という3つの項目で整理しているのが特徴です。

「気働き」とは、相手の心情に寄り添って行う行動。
飲み物や食べ物をおもてなししたり、荷物を代わりに持ってあげたり・・・
相手がほっとする行動を目指します。

「お手伝い」とは、家事スキルの学びです。
ただ、一人で黙々と進める家事というイメージではありません。
家事は、一緒に住む人々が気持ちよく生活することをイメージしながら行うものです。
仲間同士で助け合って、気持ちよい空間を創るようなスキルを身につけることを目指します。

「エチケット」とは、日常生活のあらゆる場面において、目の前の人に不快感を与えないようにする配慮と知識のことを指します。
歯を磨いたり、顔を洗ったり、髪や服装を整えたりすることが基本になると考えています。

ASDの特性として、人より物への興味の強さや相互交流の難しさなどが挙げられることから、
「気働き」「お手伝い」「エチケット」の実践は難しいと考える方がいるかもしれません。
しかし、私たちは、振る舞いは学びにより変化し、他者との関係性は良好になっていくと考えています。
私たちが接している子どもたちは貢献欲が高く、好ましい行動を学ぶことで役に立つ存在になりうると考えています。

彼らが役に立つ存在になるために、大人側が気を付けるべきことは、学びを取り上げないことだと感じています。
しかし、日々の生活では、成長しても、小さい時からの習慣でやってあげてしまっていることが意外にたくさんあることに気付かされます。
少しずつ彼らに学びを提供し、大人の手を借りないで自分でできることを増やしていくことが大切です。
そうすれば、彼らはきっと、周りの人に感謝される存在になれます。

先週の学習会では、こんなことを保護者の方々とディスカッションしました。

「無知は罪」
私たちが学ぶことで、彼らに必要な学びを提供でき、彼らが世の中の役に立つ存在になる。
その日を夢見て、突っ走ります!!

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鹿島真知子

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