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2023.11.28カテゴリー:著者:伊藤明美

本人の意思決定支援 〜学齢期を越えたその先を意識する〜

こんにちは。

たすく横浜教室の伊藤明美です。

朝晩はすっかり冷たい空気に包まれ、いよいよ本格的な冬の到来を感じます。

先日3組のご家族と一緒に、とある特例子会社にお邪魔しました。

企業は、人材発掘にさまざまな可能性を模索しています。

政府は来年度から企業に対し、障害者の法定雇用率を段階的に引き上げていくことを決定しました。

さらに、親会社の業種によって雇用率は低くてもいいとされていた除外率が引き下げられることで、障がい者の就職先の選択肢は大幅に増えることが期待されます。

企業も政府も、誰もが参加できうる「共生社会」の実現に向けて動いています。

私たちたすくは、一貫性と継続性のある支援「ずっと一緒だよ!」の実現に向かって、日々精進してきました。

今から10年後、10数年後、お子さんは20歳台をどう過ごしているでしょうか?

先日見学させていただいた企業は、とても素晴らしい会社でした。

社長さんの想いや価値観がそのまま反映されたような会社で、働くサービススタッフ(障害者社員のことを指す、以下サビスタ)みんながイキイキとしている様子が伺えました。

長く働いてもらうために、成長のための研修や、メンター制度、仕事を頑張るための健康支援、会社全体で孤立させない、1人にさせない体制づくり、定着支援を実行しており、シフトは2つ(早番、遅番)あります。

実習の時に両方を経験し、朝出勤する電車に慣れること、自分で決めることができます。

サビスタには昇級制度があり、本人らしく、自分のやれることはやる、個人の尊厳を重視します。

本人を大事にすることと、安心・安全な環境の両方が大事で、そのバランスが上手に取れている会社だという印象でした。

企業を見学して、改めて思うのは、

私たちが大事にしているのは、将来何もできない人を生み出さない。なんでも助けてあげるだけではなく、本人が主体的に生きていくことをサポートすること。

全てを1人で行う必要はないと思いますが、自分でできることが多いとQOLは確実に高いと思います。

できれば高校に入学する段階で、本人とご家族が共通の目標を持って欲しいです。

私たちは、環境調整と具体的な療育・支援で、1人ひとりの生活を見ていきます。

社会は常に過渡期にあると思います。情報過多で、選ぶ時代。

電通そらりのように、素晴らしい取り組みをしているところは他にもたくさんあります。

世間とのズレに、もっと疑問を持って、もっと疑ってみても良いのではないでしょうか。

社会の課題である【親亡き後の自立生活への移行】、一緒に考えていきませんか?

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