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2023.07.30カテゴリー:著者:城日菜子

居心地のいい場所を作る

こんにちは!たすくの城日菜子です。
毎日暑い日が続いていますね💦
年々、夏の暑さが厳しくなっているような気がします😅

先日、横浜教室では、「親亡き後」について、弊社代表・齋藤宇開の講演会が開催されました。
教室に通ってきてくれている子どもたちの将来を考える、貴重な時間になりました。

そして私自身も、自分の家族の将来を考える貴重な時間にさせていただきました。
以前からブログでも何度かお話ししていますが、私には自閉症の妹がいます。そして先日妹は、24歳になりました。(今年、年女です🐇)
今は長崎県の就労継続支援B型事業所「アストルテ」に通所しています。
年々できる作業、作れるグッズが増えていることを、姉としては嬉しく、そして単純に尊敬しています。
外から見ると、遠いところから見ると、とても順風満帆に見えます。

今回の講演会を受けて、私も妹を取り巻くライフプランを少し考えようとしました。
ライフプランを考える際には、自分の歳、親の歳をまず考えます。
私は今26歳、妹は24歳、母は54歳、父は57歳であと3年で定年。
実家の状況としては、父の両親と同居、母の父が要介護5の状態で、介護のために購入した実家の向かいの家に住んでいます。
ちなみに、母の弟家族が住み込みで、母の父の介護をしています。

この実家の向かいの家は、私が高校1年生の時に、元々は母の母、つまり私の祖母を介護するために購入した一軒家でした。
祖母は当時人工透析をしていたため、自宅での介護はかなり大変だったのではないかと、今になって母の強さを感じています。
この家を購入した時、父は「いずれはここに、地元の高校のラグビー部の部員を下宿させたい。」
母は、「いずれはここが、るーちゃん(妹)のアトリエになったらな。」と言っていたことを覚えています。
それから、10年が経ちました。

講演会の際に、参加者の皆さんとグループワークを行いました。
その中で、「親も一緒に入れるグループホームみたいな施設があればいいな。」という意見がありました。
本当にその通りで、それができたら、うちの父も母も、どれだけ安心することか!
一番妹のことを考えていて、一番妹の幸せを願っているのは、きっと、結局のところ両親なんです。
(妹の将来について母は私に、「あなたは気にしないでいいよ。」と言います。「気にしないでいいよ。」と言われても気にしてしまうのが、きょうだいなんじゃないかなぁとも思いますが、それはまた別の話なのかもしれません。)
「いずれはここに、地元の高校のラグビー部の部員を下宿させたい。」と言った父は、
「るーちゃんたちみたいな子を雇って、洗濯や食事の準備を仕事にすればいい。ラグビー部は洗濯物が死ぬほどあるし、よく食うぞ。」と、言っていました。
「いずれはここが、るーちゃんのアトリエになったらな。」と言った母は、
「その時におばあちゃんがいてもいい。高齢者も、障害者も楽しめるような場があったら最強じゃない?」と、言っていました。
当時高校生だった私には、絵空事にしか思えなかったことを覚えています。
でも、絵空事かもしれないけど、やってみなきゃ、できるかどうかなんてわかんないんですよね。

私は、横浜教室での勤務が、5年目になりました。
自分も5つ歳を取りましたし、教室の子供達も5年分成長しました。
年齢を重ね、就職・住まいの問題がより現実的に見えてきた子達もいます。
それぞれの子たちが夢を描ける、生き生きと活動できる、安心して暮らせる
そんな居場所を作るために、私も自分の役割を全うしようと、気合を入れ直しました。

たすくには、「ずっと一緒だよ!」という理念があります。
その理念のもと、私も、日々の生活上の出来事から、将来のことまで
ずっと一緒に伴走できる人になりたいと思っています❣️

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