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2022.10.11カテゴリー:著者:鹿島真知子

こどもたちの育ちを支えるために

こんにちは。
たすく横浜教室の鹿島真知子です。

先日は、都筑区自立支援協議会こども支援部会の令和4年第一回全体会が開催されました。
「自立支援協議会」とは、地域の関係者が集まり、地域課題を共有して、地域のサービス基盤の整備を進めていくために設立されたもので、障がい者自立支援法等の一部改正により、平成24年4月から法定化されたものです。

今年度は、こども支援部会の部会長を務めさせていただくことになり、会の内容の検討から当日の運営までの貴重な経験をさせていただきました。

行政、教育、療育、医療、地域からこどもたちの育ちを支えている人々が多数参加してくださる子ども支援部会をどのように構成するか、幹事の皆様と何度も話し合ってきました。
互いに守備範囲が限られているからこそ、それぞれの機関ができることを知り合うことが必要なのではないかという意見が一致し、そのために会をどのように構成するかについて、毎回、時間が足りなくなるなるくらい意見を交わしました。

当日は、他職種が集まったグループで、ライフステージごとの事例検討を行いました。
ライフステージごとと言っても、困りごとは一人一人違います。
今回は、医ケア、就学、不登校、転籍、移動スキル、進路等について、事例に挙げた困りごとの背景を想像し、その人の未来をどう創ることができるか、意見を出し合いました。

各グループの発表から共通して挙がったのは、「子ども理解」が最も重要だということでした。
そして、現状に妥協するのではなく、どんなアプローチで困難を乗り越えていくのかということについて、それぞれの立場からのアイディアを発表し合いました。

私自身にとっても、自分たちにできること、今はできていないけれど可能性のあること、他機関と連携するとできることを考えるきっかけになりました。
そして、子どもたちの豊かな社会参加を実現させるためには、心理・行動・認知・コミュニケーション・からだ・構造化・支援技術・健康維持等、さまざまな視点からのアプローチが大切だと改めて感じました。

今すぐ解決することは難しい場合が多いと思いますが、たくさんの視点を持つ専門家が集まることで解決の方向に向かうことはできると考えます。

だからこそ、困ったことがあるとき、一人で思い悩むのではなく、身近な誰かに相談してほしいと心から感じています。

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