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2023.12.17カテゴリー:著者:城日菜子

「0学期」

こんにちは!たすくの城日菜子です。
早いもので、2023年ももう終わりが近づいています!
私は、この投稿が、2023年の最後の投稿になります。
2023年は、どういう年だっただろう?来年は、どんな年にしたいだろう?
そんなことを考えながら感じたことを、ここにまとめさせていただきます。

「一年の計は元旦にあり」とよく言われますが、
意味はそのまま、「一年のことは年の初めの元日に計画を立てて行うべきである。」ということですよね。
調べてみると、「物事は初めが大事、しかもしっかりした計画のもと着実に行えということ。」という解説も出てきます。

さて、少し話が変わりますが、実は私、誕生日が大晦日なのです。
つまり、年の瀬に一つ歳をとり、年が明けた時には新しい私……
……と、そう劇的に変わることはありませんが、何となく「一つ歳をとる」ことと、「年が明ける」ことが同時発生する年末年始が大好きで
一年の初めに目標を立てることは、割と幼い頃からやっていたように感じます。

そんな年末年始が大好きな私が、この時期をさらに好きになる言葉があるのですが、ここからは、その言葉について紹介したいと思います。

中学2年生3学期、始業式の日、2年生の生徒全員を体育館に集めて、進路担当の先生がこういいました。
「君たちは2年生だが、2年生の3学期は、3年生の0学期だと思うように。」
つまり、「部活ばっかりやってないで、しっかり受験勉強もしておけ。」という意味ですよね。
多くの生徒は、「は?そんなこと言ったって部活めちゃくちゃ大変なんですけど?」
「3年生になってからでよくね?」と思ったでしょうし、私も、そう思いました。
当時は、言葉の深さを理解できず、結局のところ私が受験勉強に本腰を入れたのは、3年生になって部活を引退してからだったと思います。

時は流れ、大学生になりました。
部活動として、バスケットボールをしていたのですが、毎年大きな大会が3月末にあり、そこで世代交代する、というのがうちの部活の流れでした。
大学生の春休みは長いですから、毎年2月から3月にかけては、ほとんど部活しかしていなかったように記憶しています。
もちろん、その大会に向けての練習は一生懸命行なっていましたが、その他にも行っていたことがありました。
それが、「次年度のチーム編成」です。
大学1年生の時、先輩方は、「来年度は、このポジションが抜けるから、この子をこのポジションに持ってこよう。」とか、
「このポジションができる子は、この子しかいないから、次の練習試合で少し経験を積ませてあげようか。」などを考えていました。
そして、1年生だった私に対して、「来年、この子をキャプテンにしようと思うんだけれども、どう思う?」と意見を聞き、
さらには、「合格発表がこの日にあるから、新入生を勧誘しに行こう。」と、次の1年生のことも考えていました。
そんな先輩たちの姿を見て、単純に「すごい!」と思ったし、来年は、自分たちがこの立場になるのかと、不安にもなりました。
先輩たちのおかげもあってか、大会が終わった後のチームの回り方もスムーズで、
事前にたくさん準備しておくこと、たくさん思考しておくことの大切さを肌で感じました。

さらに時は流れ、社会人になりました。
「たすくの理念」が書かれている、「たすくナビゲーター」の中には、
「準備、段取りが大切。最大限の準備段取りが自信になる。」という言葉が書かれています。
この言葉を見たとき、本当にその通りだと思いましたが、現実はなかなかそう上手くいきませんでした。
でも、年を重ねるごとに、何を準備すれば良いのか、何を思考しておけばいいのかが少しずつわかってきて
そうすると不思議と、少しずつ自信を持って行動できることが増えてきたような気がしています。

今ではこの「0学期」という言葉が大好きで、
「1」じゃなく、「0」の時期に、どれだけ準備したか、どれだけ思考したかで
スタートダッシュが切れるかが決まってくるのだと思っています。
もしも、スタートダッシュがうまく切れなかったとしても、「0」の時期に思考していれば、
リカバリーをする方法も、きっと、スムーズに考えることができますよね。
(横浜市内の学校は、2期制のところが多いですから、なかなかこの例えは、万人に伝わるものじゃないと、大人になった今感じています。)

年が明けたら、私は「5年目3学期」ではなく、「6年目0学期」
そう思うことで、スタートダッシュを切るための、余裕を持った気持ちづくりをしていきたいと思います😊

今年も一年、ありがとうございました😊
また来年も、よろしくお願いいたします🌟

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