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2023.09.18カテゴリー:
「見る」「聞く」「話す」で読み書きは楽しくできる
こんにちは、たすく早稲田教室の郡山です。
皆さんは本を読むのは好きでしょうか。
私は小さい頃、母や姉から絵本の読み聞かせをしてもらい、気がついたら本を読むことが好きになっていました。
今回は学習の準備性というものについてお話していきます。
皆さんの経験の中で、時計は見れているけど、何時か言えないことや、
「あお」とは話すけど、実際に「青を取って」と言うと別の色を選ぶようなことはありませんか?
それに似た経験をしたことがある方もいるかもしれません。
<お話が好きなTくん>
お話をすることが好きで、いつもお友達だけではなく、お友達のお母さんや先生ともお話をすることが大好きなTくんがいます。そんなTくんですが、本読みやひらがなのマッチングをしてみると、「ぬ」はなんて発音なのか、見てもわからない様子です。
お話をしているときは自分で言うことができているのにです。
それは、Tくんがお母さんやお父さんの言葉や、テレビなどの音を聞いて音を聞いてきたからです。
そのため、文字を見て「ぬ」は「ぬ」と発音するんだなという経験が少なかっただけなのです。
<最初に行うこと>
まず最初にTくんに必要なことは、文字の形を「見て」、音を「聞き」、口に出して「話す」サイクルを回すことで、
「この形はこう発音するんだ!」と学習することです。
たすくの個別の療育では、本読みを行い、先生が読むところを指でなぞりながら「見る」そして、先生と保護者と本人で一緒に「読む」最後に本人が声に出して「話す」というサイクルを行なっていきます。
そしてTくんは、先生が読む言葉を「見る」、お母さんが読んだ文字を「聞く」、最後に自分で「話す」事を繰り返し行うことで、文字の音や形、発音を理解できたことで、本に対しての苦手意識がなくなり、
今では誰よりも大きな声で本読みをすることができています。
<読むことを苦手にさせないために>
「見る」「聞く」の段階が整っていない状態で、「読む」の段階に進んでしまうと、この形はどんな発音だったのか思い出せないことで、わからない形がたくさんあり、本読みが嫌いになったり、学習へのモチベーションが下がってしまうお子さんもいます。
まずは大人と一緒に文字を見ながら音を聞くことから始めていきましょう!
また、「読む」ができるようになると、次は「書く」に進んでいきます。
「話せるけど、書けない」はその前段階である「読む」ができていない可能性があるので、
形と音が思い出せず、書くことが難しくなります。
そのため、療育では特に「見る」「聞く」「話す」は徹底して行なっています。
発達障がいを疑うきっかけとして「言葉の遅れ」を感じる場合には「話す」までのプロセスを見直してみるのも一つの手段になります。
早期の段階から、ひらがなを話して聞かせるだけではなく、絵本などで形を見せながら行うと、
より効果的に「話す」を学習することができます。
スモールステップで丁寧に行なっていきましょう!
<ずっと一緒だよ>
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個性を理解して、才能を伸ばす
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