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2023.12.17カテゴリー：著者：早稲田教室スタッフ

挑戦と再挑戦の機会を！〜劇団四季「アラジン」を観劇しようの巻〜

こんにちは。TASUC早稲田教室の白石玲緒香です🐯
師走の慌ただしさを感じている今日この頃です。

先日、23区教室合同の家族会で劇団四季「アラジン」を観劇しました🧞‍♂️
30人以上のご家族が集まり、本物の芸術や文化に触れたり、
少しオシャレをして、場に合った服装で出かけることを経験したり、
地域での繋がりを強くしたりと、とても充実した時間を過ごすことができました☺️

そんな芸術鑑賞でしたが、その中にもいくつもの挑戦と再挑戦がありました🔥

挑戦者Aさん
Aさんは今回の劇団四季鑑賞への参加は3度目のチャレンジ！
実は初回・2回目は挑戦への準備をしたが、会場までは辿り着けず…
母のみ参加となってしまい今年こそ！！！と再挑戦🔥

👧Aさんの特性
・人が大勢集まる場所はちょっと怖い
・大きな音が苦手
・人の目が気になる
・見通しが持てないと不安
などなど

今年こそは劇団四季に行きたい！という本人やご家族の思いはもちろん、
私たちスタッフも一緒に行きたい！という強い思いがあり、
どうやったら行けるだろうか、と一緒に考えました🤔

作戦会議📝
・スケジュールを丁寧に作ろう
・座席は母やスタッフの近くにしよう
・安心グッズを持っていこう（イヤマフやぬいぐるみなど）
・劇場についてからの楽しみを考えよう（グッズを買うなど）

このように、ご家族と話し合い
・Aさんが不安に思うことは何か
・どのような情報をスケジュールに組み込めば、Aさんが安心できるか
などをまとめ、あとは当日実行するのみ！！！

劇団四季「アラジン」鑑賞当日🧞‍♂️
前日に、「行けそうになかったら連絡します」と、ご家族からお話がありましたが、、、、、
当日、「今向かっています！」と連絡がありとても嬉しく思いました☺️
劇場でも、素敵な表情で楽しんでいるAさんを見て、
一緒に挑戦することができてよかったと、心の底から思いました。

今回の良かった点
今回、Aさんが3度目の挑戦を成功させることができた点として、
・目で見てわかる方法で見通しが持てたこと（スケジュール）
・劇場についた後の楽しみが明確だったこと（動機づけと見通し）
があったと考えます。

私たちの思い、やりたいこと
発達障がいや知的障がいのあるお子さんや、そのご家族は
・交通機関を利用することが難しい
・劇場で大きな声を出してしまわないか心配
・落ち着きがなく他のお客さんに迷惑がかかるのではないだろうか
などのことが気になり、挑戦や再挑戦の機会が少なくなってしまうことが現状にあります。

それでも、ツールを使ったり、同じようなご家族と一緒に行ったりすることで挑戦できたり、
地域に出ることで多くの方に理解していただけたりします。

今回、観劇終了後にあるご家族から
「先生たちが近くにいると思うと心強かったです」と言っていただけて、とても嬉しかったです。

これからもTASUCとして、家族会活動として
ご家族と協働し、理解啓発を促したり、社会と歩み寄っていけるよう動いていくのだと、
今回の観劇を通して改めて強く思いました😌❣️

そして、誰もが安心・安全に過ごせる地域づくりを行なっていきます！