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2023.10.28カテゴリー:著者:早稲田教室スタッフ

思春期に備えて、自立した生活を

こんにちは、たすく早稲田教室の郡山です。

10月も終わりに近づいてきましたね。

11月はどんな楽しいイベントがあるのでしょうか☺️

さて、今回はスケジュールについてお話しをしていきます。

将来、自立して1人で生活していくために、「スケジュール」は必要なスキルになります。

なぜ思春期までに必要なのかを整理しながら見ていきましょう!

<スケジュールの必要性>

スケジュールは時間の管理や活動を忘れないようにするだけではなく、活動の幅も見ながら、

どれだけ活動をするのかを把握することができます。

情報を自ら取りに行くことが苦手な子にとって、スケジュールから得られる視覚的な情報は

安心する材料にもなります。

例えば、活動になかなか乗れないA君、いつもフラフラとどこかに行って座ってくれません。

しかし、スケジュールを導入し、何時に何をして、何時に帰ることができるかを見せたところ、

スケジュールを見ながら活動を確認し、最後まで座って活動をすることができました。

A君に必要な情報は「いつ自分は帰ることができるのか」でした。

必要な情報は人それぞれです。本人が必要な情報を整理して、主体的な活動を目指していきましょう。

<なぜ思春期までに必要か>

主体的な活動と言いましたが、自然とできるようになるわけではありません。

情報をとることが苦手な子にとって、何が必要な情報で、

何を見たらそれがわかるのかがわかりにくい場合があります。

思春期になると自立してできることも増え、自分でやりたいという気持ちが大きくなります。

その結果、家族や友達に反発することもあります。

こだわりや、ルーティンを形成して自ら活動できる主体的な行動を増やしていきます。

発達障がいのあるお子さんは、不器用さや、脳の気質的な障がいから、急激な気分の変化があります。

その結果、やりたくてもうまくできない事からストレスになることや、不全感を持ってしまう場合があります。

例えば、療育に通っているB君は、思春期に備えて、スケジュールを見てルーティンを作り、

自立して活動することに取り組んでいきました。

しかし、実際に思春期の嵐に入ると、気分の不安定さや不器用さで今まで取り組んでいたことがうまくできず、本人も家族も大変な時期を過ごしました。

ですが、B君は活動と時間を確認するスキルは、思春期前からスケジュールに取り組んでいたので、

気持ちが不安定な時でもしっかりと活動に取り組むことができました。

自立した活動を増やしていくためにも、自ら必要な情報をとり、なるべく1人でできる活動に取り組んでいきましょう。

<思春期までにどのように取り組むか>

年齢によって異なることもありますが、まずは本人にどのような情報が必要かを考えることが必要になってきます。

活動の内容が必要なのか、誰とやるのかが必要なのか、人それぞれです。

何が本人に必要なのかがわからない時は、よく本人から聞かれることを振り返っていきましょう。

「何時に行くの?」「誰と行くの?」「何時に帰るの?」など不安を解決するために聞いてくることを整理してみると分かりやすいと思います。

<最後に>

スケジュールは大人が子どもを管理するものではなく、子ども達が将来自立した生活をして学校に行ったり、仕事をしたりするために必要なツールです。

思春期に備えて、自立してできる事を増やして、お互いがストレスを抱えないように今からでも取り組んでいきましょう!

たすくでは、将来就職して、自立した生活を見据えて療育を行っています。療育中の活動だけではなく、休日や家族会での活動のスケジュールにもアプローチしていきます。

<ずっと一緒だよ>

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