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2023.07.13カテゴリー:著者:早稲田教室スタッフ

リスクは防ぐことができる

こんにちは、たすく早稲田教室の郡山祐輔です。

みなさん夏休みの予定はもう決まっていますか🌻?

海へキャンプに行ったり、旅行に行ったり、動物園や水族館に行くのでしょうか。

私は北海道の自然豊かなところで育ったので、夏休みは野山を駆け巡りながら虫取りをしていました😄

真っ黒な体で、ご飯を食べて、よく寝て、宿題は二の次だったのを思い出します😅

さて、今回は「リスクを防ぐ」という事を話していきたいと思います。

みなさんが考える発達障がいのある方には、どのようなリスクがあるのでしょうか。

将来への漠然とした不安はどこから来るのか?

現状は何が不安なのか?

そのヒントになれば良いなと思います。

たすくが考えるリスクは4つあります。

1つ目は行動的な問題です。

自分の頭を叩いたり、相手を噛んでしまったり、行動問題が積み重なってしまうケースがあります。

これは保護者や周りの人だけではなく、本人も困っている問題です。

まずは環境を整える事を行ってみましょう。

どんな刺激に反応しているか?

事前に約束をしていたのか?

反射的に行なっているのか?

意図的にコミュニケーションとして行なっているのか?

色々な視点で分析をすることで、その人に必要な支援を考えることができます。

2つ目は精神疾患等の問題です。

不全感や気分の浮き沈みで、外に出たくない、悲しみが長く続いてしまう事は、気分障害を併発するリスクになります。

カウンセリングを定期的に行ったり、スモールステップで課題や目標を設定して自信をつけたりすることで、リスクを未然に防ぎましょう。

専門家は寄り添い、関わり方を一緒に検討しながらサポートをしてくれます。

3つ目は疾病に関する問題です。

偏食により、栄養バランスが偏った食事になっていませんか?

家に帰って来てからずっとゴロゴロして運動を全くしていない事が多くありませんか?

これらは肥満や栄養不足の原因になります。

偏食がダメというわけではなく、アレルギーや感覚の問題もあるため、どの食材やどの調理方法ならこの栄養を摂取できるかを考えてみましょう。大人でもAのチーズは食べられないけど、Bのチーズは食べられるの様に種類によってこだわりがある場合も考えられます。代わりの物や、別の種類を試してみることも良いかもしれません。

また、運動不足が問題視されています。

車や電車での移動が増え、外を歩く機会が減って来ています。後ほど書きますが、たすくではノルディックウォーキングを定期的に行なっております。運動不足を避けて、運動を習慣化し、慢性疾患を未然に防ぐためです。

4つ目は最貧困に関する問題です。

将来、子ども達が自立して生活していくためには、家族、地域、制度に積極的に関わっていく必要があります。

家族は本人を知る最大の理解者であり代弁者と言っても過言ではありません。

しかしながら、社会は意外と厳しい…。

当事者が社会に関わっていくためには、本人が自分の言葉で気持ちを伝えることが必要です。

「自分はこの様な特徴があり、こうしてくれると助かります」と本人が地域や社会に伝えることで、必要な支援が増え、地域全体で見守る事ができます。そして、必要だと思える制度を地域で考えることに発展していきます。

自分で伝えるというこの意思決定支援が今後の将来に関わる重要な要素だと考えています。

たすくの療育では、常にこの4つのリスクについて考えていきます。

行動的な問題が出る前に、どの様な対応ができるか。

私生活や家族の関わりで、本人の気分にどの様な反応があるか。

日常的にどの程度の運動をして、食事や睡眠をどの程度摂っているのか。この子が将来、自分で気持ちを伝えるには、どの様な伝え方やツールが必要で、どの程度の習熟が必要であるか。

などを常にご家族と考えています。

そのため、週末にはノルディックウォークを各教室の家族会として活動をしています。

ポールを持って歩くことで、代謝が上がり、歩くというとても一般的な作業の中での効率の良い運動です。実際に定期的にノルディックウォークに参加したことで、体力もつき、登山が余裕でできるようになったという声も多く上がっています。

みんなで励まし合ったり、休憩でのお話などで社会性も身に付くので、とても貴重な機会となっています。

これらのリスクは「今はないから今後も起こらない」とは言い切れませんし、昔起こっていたことが、また再発する可能性もあります。そのため、記録を残して貯めていく事が重要だと考えています。

リスクを防ぐということは、記録を貯めて、将来自立して過ごすために、本人を理解してもらう準備をするという事だと思います。

気になった方はぜひ、たすく早稲田教室のホームページをご覧ください。頼れる専門家がいつでも相談にのります。

早期から青年期以降まで、ずっと支援をしていきます。

<ずっと一緒だよ>

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