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2023.11.04カテゴリー:
人から教えてもらうことを受け入れる 〜早期療育で大切にしていること
みなさん、こんにちは
たすく豊橋教室の篠原です。
もう11月なのに、汗ばむような陽気。変な気候が続きますね・・・。
たすくの早期療育で大切にしていることが色々とあります。
今回はその中の一つである「人から教えてもらうことを受け入れる」ということについて書きたいと思います。
お子さんへの3種類の教え方
身辺自立をはじめ、まだいろいろなスキルを身につけていないお子さんに教えるときには、どのような方法を使うでしょうか?
大きくは3種類の方法を使います。
①言葉で教える
②見せて教える
③手を添えて教える
未就学、未就園のお子さんに教えるときは、このうち、「③手を添えて教える」を使うことが多いです。
例えば、服の脱ぎ方や靴下の履き方、スプーンの持ち方など、手を添えて教えますよね。
この「手を添えて教える」については、何気に取り組んでいることが多いかと思います。
しかし、これにはとても大きな意味があります。
手を添えて教えることの意味
たすくでは、学習を支える学び(主体的に学ぶ力)を伸ばすことを、療育の柱に据えています。
この力が伸びることで、いろいろな場所で、いろいろな人から学ぶことができるようになるからです。
大きく7つの項目の力を伸ばしていきます。
これらの力のうち、「⑴自ら学習する態勢になる力」の中に、今回のテーマである「人から教えてもらうことを受け入れる」という内容が含まれています。
自ら学習する態勢になる力、例えばどのような力でしょうか?
・学習や食事の時に、自分から着席ができる(そもそも着席しなければ学ぶという活動は始まらない)
・相手を意識して歩調を合わて歩くことができる(人から学ぶ態勢を作るためには、相手を意識することが大切)
・人から手を添えて教えてもらうことを受け入れることができる(手を添えて教えてもらうことが学びのスタート)
・自分から姿勢を整えて、相手と向き合って学習することができる(姿勢を整えることで、よく見たり、よく聞いたり、考えたりすることができます)
・相手とやりとりをしながら、課題を解決していくことができる(やりとりのキャッチボールが相手と何度もできることで、相手のことを理解したり、自分のことを伝えたりすることができます)
このような力を、自ら発揮できるように療育では取り組んでいきます。
どうやって教えるか?
では、どうやってこの力を高めていくでしょうか。
例えば、教材に左手を添えて押さえるとき、クレヨンやハサミの持ち方を教えるとき、出来上がった教材を相手に渡すとき、スケジュールのカードを操作するとき、など、療育の中の様々な場面で手を添えて教える機会があります。
このような時に、その手を添えて教えてもらうことが受け入れられないと、それだけで学ぶ機会を失ってしまうことになるかもしれません。
どのお子さんも、繰り返し、繰り返し、取り組む中で、手を添えて教えてもらうことを受け入れることができるようになっていきます。
一方で、お父さん、お母さんにとっては、手を添えて教える時の触り方がわかります。どれくらいの力加減でさわれば良いか、どこまで動きを誘導すれば良いかなど、お子さんそれぞれによって、教え方が変わります。
この日もブロックを使った課題に取り組むときに、倒れないように左手を添える練習を、お父さんといっしょに取り組みました。受け入れながら取り組むことができました。お父さんの触り方も上手くなってきています。
触り方・教え方のコツを掴むことができれば、ご家庭で教える時の役に立ちます。このようなことも療育の中でお話をしながら一緒に取り組んでいます。
「手を添えて教えてもらうことを受け入れる」・・・取り組んでいることはシンプルなことですが、学ぶ力を育てるためには、とても大切なことです。これを早期の時期からこれからもコツコツ積み重ねていきます。そうすることで、お子さんは成長します。
入会説明会を開催します。
入会説明会を以下の日程で開催します。たすくの療育のご説明や、教材を実際に使ってみたり、身体を動かしたりするワークショップを開催します。お気軽にお問い合わせください!個別でのご相談も別日程で実施します。
11月18日(土)10:00〜12:00
12月16日(土)10:00〜12:00
12月25日(月)10:00〜12:00
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