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2023.09.21カテゴリー:著者:篠原大一

やりとりをする力を育てる 〜やりとりの過程を見える化

みなさん、こんにちは

たすく豊橋教室の篠原です。

暦の上ではもう秋のはずですが、まだまだ暑い日が続きますね。

やりとりする力の大切さ

他者とやりとりする力は、とても大切です。

自分の要求を伝えることから始まり、相談や交渉、援助を求めるなどコミュニケーションの内容が広がっていきます。

それに従って、ただ一方的に伝えるのではなく、やりとりをしながら解決したり、活動を進めていったりすることが必要になってきます。

何かを成し遂げる、困難なことに立ち向かう、学習や生活の中で他者とやりとりしながらクリアしていかなければならない場面がいろいろとあります。

やりとりを引き出すための方法として、スケジュールの活用

先日、あるお子さんのアセスメントで、「やりとりをする力を伸ばしていこう」という話になりました。

どのようにやりとりをしていくのか、その過程がスケジュール上で見えるようにすることで、やりとりの機会を作っていこうと、保護者の方と確認しました。

アセスメント後の療育でも、新しいスケジュールを使いながら、相談や交渉をしたり、目標を一緒に確認したりしながら活動に取り組んでいます。お互いにチェックすることでやりとりをしやすくしています。最近は「チェックをお願いします」と自分から伝えてくれることも増えました。不意の出来事や新規場面ではまだ苦手さが出るために不安そうにする様子がありますが、自分からやりとりをしようとすることが増えてきて、お子さん自身も気持ちが楽になってきているように見えます。これからもご家族やお子さんと話し合いながら取り組んでいきます。

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この記事を書いたスタッフ

篠原大一

篠原大一

元筑波大学附属久里浜養護学校、豊川特別支援学校教諭。公認心理師。発達障がいのある子どもの療育者として、幼児期〜青年期のメンバーのアセスメントと家族支援を行う傍ら、幼稚園やこども園、学校等のコンサルティング事業にも取り組んでいます。

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