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スタッフブログ

2025.12.01カテゴリー：著者：豊橋教室スタッフ

僕らは自分の街で生きていく　～豊橋まつり観光物産博覧会出店～

　私たちが目指しているのは、安心して暮らし、挑戦し続けられる地域づくりです。このような地域づくりに向けて、私たちが定期的に開催している、「発達障がい理解啓発ブルーウォーキング」だけではなく、地域で開催されるイベントに参加することも私たちは大切だと考えています。

そこで、"地域の方々に知っていただく機会"として、昨年度から私たちは、豊橋まつり観光物産博覧会にブース出店をしています。参加をとおして、「この地域で暮らしている地域の一員」と思ってくれる方が、一人でも増えてくれたら、と願っています。

お子さんとご家族と"協働"で運営

　10月18日・19日に行われた豊橋まつり観光物産博覧会は、2日間でブース来場者400人を越える大盛況でした。私たちのブースは、

・軍手をつけて折り紙を折るなど発達障がい疑似体験コーナー

・日本理化学工業さんと弊社が共同開発した「三角キットパス」というクレヨンを使った塗り絵体験コーナー

の２つのコーナーを運営しました。どちらも親子連れの方に多くご参加いただきました。

　受付やブース前の呼び込みエリアでは、教室に通う子どもたちがそれぞれ役割を持ち、「いらっしゃいませ」と道ゆく人に声をかけたり、「こちらをどうぞ」と来場者アンケートを手渡したりする仕事をしてくれました。緊張しながらも相手の顔を見て、丁寧に対応する姿は、普段の療育で培ってきた力が確かに発揮されていて、とても頼もしかったです。ブースの奥では、来場した方にお渡しする資料を帳合いする作業を請け負ってくれた方もいました。

　また、擬似体験コーナーでは、ご家族の方にワークの説明をしていただきました。折鶴作成中にわざと「もっと早く折ってください」「綺麗に折ってください」と参加者に声をかけてもらいました。すると、参加者からは「上手にやりたい気持ちはあるのに、焦らされる声かけで悲しい気持ちになった」と感想をいただきました。

　最後に、ご家族から「上手にできないことは、やる気の問題ではないかもしれない。もしかしたら、脳から手先に伝わる信号がうまく伝わらなかったり、彼らの手には見えない軍手をまとっているかもしれない。そんなことを知っていただきたいです」とお話があると、参加者は「なるほど」と頷いている様子がありました。

来場者は2日間で400人以上！満足度97%！

　ブースには、2日間で400名を超える方々に立ち寄っていただきました。来場していただいた皆さんにアンケートにご回答いただきました。回収数は、２日間で300枚でした。アンケート結果をご紹介します。

・来場者の年代：30〜40代が約75％と、子育て世代の方々が多く見られました。

・来場者のお住まい：89％が豊橋市在住であり、地域の方々が気軽に立ち寄ってくださったことがうかがえました。

・来場のきっかけ：最も多かったのは「通りがかり」で66％でした。地域のお祭りならではの、誰でも参加できる開かれた雰囲気が、TASUCのブースにも自然と人を運んでくれたように感じました。

・ご感想では、「大変よかった」「よかった」が 97％を占め、私たちが届けたかった “居心地の良い体験の場” が参加者の皆さまに伝わったことを実感しました。また、感想アンケートの中には、「話では聞いたことがあり、分かっているつもりでいたが、実際やってみると、手先の不器用さとうまくいかないもどかしさを改めて実感することができた」というお声もあり、私たちの想いが地域の皆様に届いたことがとても嬉しかったです。

「自分らしく地域で暮らす」未来へ次の一歩

　次は、12月7日（日）に「ブルーウォーキング2025冬」の開催を控えています。

　今回のウォーキングは、参加者100名を目標に掲げ、教室プログラムの一貫として、子どもたちと地域の商店へチラシ持っていき、店舗掲示をお願いしています。観光物産博覧会の勢い、そのままに地域に知っていただく機会としてイベントの成功を目指しています！ぜひ、ここまでブログを読んでくれた皆様、ご参加お待ちしております！

　最後に、ブースに足を運んでくださった地域の皆さま、運営を支えてくださったご家族の方々、そして頑張った子どもたち、本当にありがとうございました。