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2026.02.27カテゴリー:著者:岩﨑楓音

ドキドキの登下校と移動指導 ―小さな自信を育てる一歩―

突然ですが、『夫が寝たあとに』という番組をご存じでしょうか。

この番組は『深夜のママ会』をテーマにした子育てトークバラエティで、藤本美貴さんと横澤夏子さんが、ご自身の子育て経験をもとに本音で語り合う番組です。悩みに対して「わかる~!」と共感し合うやりとりに、私自身もママ会に参加しているような気分になります。

私はこの番組が大好きで、子どもを寝かしつけたあとにTVerで毎週見ています。息子はまだ1歳。乳児期の話題には「そういえばそんなこともあったなぁ」と懐かしくなり、小学生の悩みには「これから登る山を予習する」ような気持ちで耳を傾けています。 

先日放送された回のテーマは「1年生ママの悩み」。その中で取り上げられていたのが、「最初の難関・登下校」でした。

通学路を一人で歩けるようにするために、目印を伝えたり、曲がるポイントを繰り返し確認したり、起こり得るハプニングへの対処を教えたり……。初めて「一人で外を歩く」という経験に、親の心配は尽きません。中には、入学の1か月前から練習を始め、入学式の翌日には一人で登校できるようにした、という先輩ママさんもいらっしゃいました。

子どもにとって「一人で歩けるようになる」というのは、単に通学手段を身につけること以上の意味があります。

「自分一人でできた!」という経験は、大きな自信になります。毎日の登下校は、小さな成功体験の積み重ねです。自分の判断で、自分の意思で街中を歩くことができた。その経験が自己効力感を育て、さらに次の挑戦への自信・意欲に繋がります。

療育の現場でも、「できた」という実感が次の挑戦へのエネルギーになる姿を、何度も見てきました。移動スキルは、単なる生活スキルではなく、主体性や自己肯定感を支える大切な土台でもあるのです。


とはいえ、親としてはやはり「もしも」が気になりますよね。

もし、道に迷ったら?

もし、知らない人に声をかけられたら?

もし、体調が悪くなったら?

不安があるからこそ、準備があります。GPSを持たせる、通学路にある交番やお店を一緒に確認する、「困ったらここに入ろう」と具体的に決めておく。こうした安心材料を増やすことは、子どものためだけでなく、保護者の安心にもつながります。 

↑帰る前に「家に帰ります」と連絡を入れてから歩き出すお子さん

発達に凸凹のあるお子さんを育てている保護者の方の中には、「うちの子に一人でなんて、まだ無理かもしれない」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

けれど、いつまでも学校に行けるわけではありません。いつまでも、手を繋いで歩けるわけではありません。大人になれば、一人で公共交通機関に乗り、職場に辿り着かなければなりません。

将来を見据えて、「今はどこまでなら安心して挑戦できるか」を一緒に探していくことが大切です。

特に、発達特性のあるお子さんは「見通しを持つこと」に難しさがある場合があります。頭の中で道順をイメージするのが苦手だったり、予定変更に強い不安を感じたりすることもあります。

そのような場合は、

・通学路を写真に撮って、一緒に確認する

・地図やイラストで視覚的に示す

・「家を出る→角を曲がる→横断歩道を渡る→学校に着く」と順序を見える形にする(スケジュールを持参する)

・トラブル時の対応をロールプレイで練習する

といった支援が有効です。

スケジュールの視覚化や具体的な手順の提示は、療育でも大切にしている視点です。「わからないから不安」なのであって、「理解できる形に整える」ことで、子どもはぐっと安心して動けるようになります。 

また、移動の練習は徒歩に限りません。年齢が上がれば、バスや地下鉄など公共交通機関を使う機会も増えていきます。切符の買い方、ICカードの使い方、目的地までの調べ方。移動そのものが社会参加の第一歩です。

一足飛びに『自立』を目指すのではなく「今日はここまで」「次はここに挑戦」とスモールステップを設定し、一つずつ着実にステップアップしていきましょう。

この記事を読んで、「うちの子も少しずつ練習してみようかな」と感じていただけたら嬉しいです。

「まず何から始めていいかわからない」「どう指導したらいいかわからない」という方は、ぜひたすくスタッフへご相談くださいね。一緒に、お子さんの『最初の一歩』を考えるお手伝いをします!


📢 3月21日(土)①14:00~②16:00~に、個別相談会を開催します。

お子さんの成長や日常でのお困りごとについて、一緒に考える時間にしていただければと思います。

👉 お申し込みは、HPの問い合わせフォームよりお願いいたします。

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