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2025.11.20カテゴリー:著者:札幌教室スタッフ

たすくカフェ〜手順書の活用と「8分目」〜

11月半ばです。早いもので、気が付けば今年も1ヶ月半となりました。残りの2025年も悔いなくやり切って、晴れやかな気持ちで新年を迎えたいものです。

さて、今回私が取り上げたいのは、11月8日に行われた共創学習「たすくカフェ」。子どもたちが飲み物を用意し、お客様に提供する活動です。

この日は本番に向けた練習日。従来通り仲間同士でサービスをし合います。 

今回取り上げるAくんは、たすくカフェ初回から今まで、ほぼ全て参加してくれています。ホール係とキッチン係、両方に挑戦できる数少ないメンバーの1人です。

この日はキッチン係として、「コーヒーをいれる」ことに挑戦しました。

前日、手順書を見ながら練習をしました。しかしながら、なかなか上手くできません。手順書ではどのようにドリッパーをセットしているか、どのくらい注ぐのか。スタッフと一緒に確認しながら取り組みます。

この練習は「とても楽しかった」と語るAくん。期待感と少しの緊張感を持って翌日に備えます。


そして迎えた翌日。練習として、メンバーさんとそのご家族の3名に飲み物を振る舞います。練習とは言え、お客様からブラックコーヒーのオーダーが入った時は、やはり緊張の面持ちでした。「じゃあAくん、コーヒー入れてみようか。」と声をかけると小走りにコーヒーセットまで駆け寄ります。

手順書を見ながら始めますが、やはり前日も躓いたペーパーフィルターのセットで戸惑います。 コーヒーポットに直接ペーパーフィルターを入れようとして、なかなか入らないことに気が付き、自ら手順書を確認しなおすことが出来ました👏そこからは練習の成果を発揮し、一気に進めることができました。

そして、最後にカップに注ぐ場面。ポイントは「8分目」です。

Aくんは日頃から、お玉でボウルから水を掬い、別の容器の8分目まで注ぐという練習を行っています。単純な動作ですが、最初は水を溢れさせてしまったり、大量にこぼしてしまったりとなかなか上手くいきませんでした。「どうなると溢れるのか」ということが想像できない様子ありました。しかしながら、練習の成果もありここ最近はだいぶ上手になってきていて、この時も「練習してるから大丈夫!」と張り切った様子でした。

そして取り組んだコーヒーを注ぐ場面。結果は少し多めに注いでしまったでしょうか。でも、おそらく以前であれば、あふれさせていたと思います。練習の成果を感じた瞬間に、私も嬉しくなりました。

今後も継続して、繰り返し練習の中で学んでいかなければなりませんが、Aくんなら練習を続けていればもっと上手になると信じています。

それから時間が経って、Aくんがお食事が終わった食器を片付けに行きました。彼が淹れたコーヒーは、お客様がしっかり飲み切ってくれたようです。きっと、温度も良くて、美味しく淹れられたんじゃないかな。

また挑戦しようね、Aくん!

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