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2025.10.16カテゴリー:著者:札幌教室スタッフ

ノルディックウォークフェスタin サッポロ2025より

10月半ばです。先日、北海道の旭川方面にある旭岳で初雪が降り、私たち札幌市民もぼちぼち冬支度を始めています。

教室の室温や湿度などにはしっかりと気を配っていきたいものです。

さて、今回私が取り上げたいのは、9月28日に行われた「ノルディックウォークフェスタinサッポロ2025」。

当日は朝からいいお天気で、主催者の全日本ノルディック・ウォーク連盟の方にお聞きすると、この行事は過去10年くらいは必ず晴れのお天気になっているとのことでした。

この日私が一緒に歩いたのは今年中学生になったAくん。ブルーウォークには何回か参加してくれていますが、少し張り切ると登校に差し支えるほど疲れてしまうお子さんです。

そんな彼が、今回はロングコースの10kmに挑戦しました。

前半5km弱までは堪えられていましたが、半ばに差し掛かると「疲れた」を連発。何回も休憩して水を飲み、気がついたら、参加者の一番最後を歩いていました。

実はロングコースは、今回のショートコースの5kmとは途中から分岐して歩きます。その分岐点に差し掛かった時に、音を上げ出したAくんに「Aくん、どうする?10kmでエントリーしてるけど、ほんとに辛かったら5kmに変更してもいいんだよ。」と声をかけると「……。……。…◯×△⬜︎#$*…」。小さい声で何やらブツブツ言っています。聞き返すと「(10kmに)行く。」と小さく低い声で、でも今度はしっかりと答えました。

前述したように、疲れやすいお子さんなので、ついついこちらは慎重になってしまいます。

しかしながら「10kmなんて歩けるのかな。大丈夫なのかな。」との心配は、私が本人の成長による変化に、気がついていなかっただけなのかもしれません。

今回の10kmというコースは、本人の基準の中で、頑張り得るハードルだったのでしょう。

彼は挑戦を続けることを選びました。

コースの後半は、私たちが最後尾ということで、一緒に歩いてくださった連盟の方々に塩タブレットをいただいたり、休憩時間を多く取っていただいたりと、たくさんたくさん励ましていただいて、何とかゴール前に辿り着くことができました。 

最後はたくさんの拍手をいただきながら、満足気にゴールを切ったAくん。

帰りにお父さんの車を待っている彼に「今日はどうだった?」と聞くと「楽しかった。」。

自信と達成感に満ちた表情で答えてくれました。

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