たすく

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2025.08.23カテゴリー:著者:札幌教室スタッフ

「たすくカフェ」オープンしました。

8月も下旬です。

亡くなった祖母は「お盆を過ぎるとひと雨ごとに寒くなっていく」と言っていました。

確かに日中はいまだ30℃になる日はあるものの、最低気温が20℃を下回る夜も出てきました。

秋が近づいてきました。

さて、今回私が取り上げたいのは、19日(火)に本番を迎えた「たすくカフェ」。6月7日(土)からスタートし、計4回の練習を経て、無事この日を迎えることができました。

たすくカフェは外部の方や保護者の方を招いて、飲み物やお菓子を無料でサービスするプログラムで、指示理解や強化システムの理解、模倣などをねらいにしています。

練習は1つのお部屋で完結していましたが、本番はお客様を迎えるお部屋と飲み物や食べ物を用意するお部屋が違い、2つのお部屋を行き来する動線になりました。そのためあらためて接客の練習が必要になります。当日なのに新たに覚えることもあって、気持ちを乱したりしないかなと実は心配していたのですが・・・杞憂でした。

先生から聞く初めての指示にもきちんと応じて(または応じようと努力して)、だんだん集中力を増していく様子が伺えます。

そして、14時少し前。「たすくカフェ」初のお客さまが来店されました。開店です。皆に緊張が走ります。

2番目のお客様は今年のブルーウォークで一般参加された方で、この日はご家族を連れて、来店してくださいました。

見たことのないお客様だったのでもじもじする小学生に対し、ここは僕がと率先してサービスに入ってくれた中学生のA君。卒なく仕事をこなして、キッチンにオーダーを伝えました。

14時半に保護者の方がお友達を連れてきてくださり、あと30分で閉店だな、と安心しかけたところ…まさかの事態が待ち受けていました。

次々と予約外のお客さまがいらっしゃったのです。

予想外のホットドリンク、予想を超えたかき氷のオーダー。

「コップが足りません!」「コースターが無いです!」この日先生の補助をお願いしたB君が大きな声で先生に伝えます。

かき氷のシロップもどれもこれも無くなって、ホール係は「すみません。」と頭を下げています。

最後の最後に「テイクアウトをお願いします。」というお客様が現れた時は、先生も「えっ?」となってしまいました。

※テイクアウトは行っていなかったので、丁寧にお断りしました。

14~15時まで、お客様は4名くらいかな、と子どもたちには伝えていたのですが、実際は閉店が15時15分。お客様は結局15名来店されました。

「たすくカフェ」は本当はリアルなお店の一部を借りて、リアルな空間で行いたいと思っていたのですが、なかなかタイミングが合わず、その環境を用意することができませんでした。

が、子どもたちはリアル店舗の「たすくカフェ」でなくとも、役割を担い合い、その技術や責任を、体験を通して学ぶことができたと信じています。

最後に参加者の振り返りシートを少しだけ紹介します。

「今日はコーヒーを作るのを頑張ったのと、みんなと協力するのをできた。」

「僕は、予定どおりより多い客でも、ホールスタッフとしてたくさん働きました。この経験は楽しかったです。」

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私たちは,発達障がいのあるお子さんとそのご家族のための、一貫性と継続性のある支援体制を創る「たすくグループ」です。 札幌教室は、最新の研究と科学的な根拠に基づくアセスメントと療育の拠点として、地域に根ざすことを目指しています!

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