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2025.06.20カテゴリー:著者:札幌教室スタッフ

輝け!札幌のキラキラたまご達!〜札幌円山登山〜

6月も後半に入りました。

札幌市はこの時期、「YOSAKOIソーラン祭」や北海道神宮のお祭り等々が開催される「ハイシーズン」の季節でもあります。今年は「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」と言われるお天気も気にならなくて、市民の皆さまも、旅行者の方も、いろいろと楽しめているのではないかなと思っています。

さて、今回私が取り上げたいのは、8日(日)に行った円山登山です。

円山は札幌市中央区にある標高225mの山で、登りやすく、多くの方々が登山を楽しんでいます。この日は14名がこの円山に臨みました。

私が注目したのは、普段から体重をちょっと気にしているAくん。水泳やバドミントンなどの運動の習い事をしているAくんですが、登山は初めてとのことで、登り始めてから数分で「もうダメー。」と悲鳴をあげました。「みんな僕をおいてって。」と到底無理なお願いも。

これはまさかの途中リタイアか…と覚悟もし始めました。が、彼を奮い立たせたのはお友達の妹のBちゃんでした。

Bちゃんは幼稚園の年長さんで、家族メンバーとして今回参加してくれました。登りは1番前を歩く先生と一緒に頑張ったものの、下山は大苦戦。そこにヒーローの様に現れたのがAくんです。

一緒に手を繋いで、時には抱っこしたりして、Bちゃんは僕が守ると言わんばかりにゆっくりゆっくりおりていき、しっかりとゴールできました!

Aくんにとって初めての登山は、大嫌いな虫はいっぱいいるし、山道そのものが怖かったかもしれませんし、経験がないので疲れて「帰りたい」と思ったことも容易に想像できます。が、そんな辛い気持ちを克服して今回は円山を登り切ることができました。Aくんはきっと成功体験を得ることができたと思います。そして「自分は頑張ればできる」という自己能力意識、自己肯定感を育めたのではないかと思っています。

山登りに挑戦する時は、準備をする、時間通りに集合する、先生の指示に従う、などの小さな成功体験を積むことができます。私たちは子どもたちに常に言葉かけして、前向きな気持ちを持ってもらえるよう、これからも臨んでいきます。

ところでこの円山は、札幌を造った島義勇開拓判官が、都市計画を練るために登った山だそうです。島判官は未開拓のこの広い大地を見て何を思ったのか。

そして島判官と同じ景色を目にした子どもたち。みんなは何か感じてくれたかなあ。

私はみんながキラッキラの卵に見えました。どのように成長していくのか、楽しみでなりません。

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