たすく

Staff Blog

スタッフブログ

2025.07.18カテゴリー:著者:札幌教室スタッフ

第21回裏参道まつりにて ~札幌教室~

7月です。

札幌市は連日最高気温が30℃を超えていて、なおかつ湿度も高めの蒸し暑い日々が続いています。もちろん本州以南にお住まいの方は「北海道の蒸し暑さなんてたかがしれてるでしょ。」とおっしゃるでしょうし、実際そうなんだろうとも思うのですが、長い道産子としては、「あの爽やかな過ごしやすい、あっという間に過ぎ去る夏はどこにいった?もうこないのか?」と考えてしまいます。

そんな札幌の令和の夏ですが、7月13日(日)の「裏参道まつり」は、昔ながらの夏の1日となりました。

この日は天気予報と変わって、最高気温が26℃。時々陽射しがキツくなるものの、爽やかな風も吹いて、まさにお祭り日和でした。

ところで裏参道というのは札幌教室がある地域名で、北海道神宮からは歩いて来れる距離。その地域と繋がろうというこのおまつりには、去年から出店しています。

今回札幌教室が用意したのは昨年と同様のキットパスを使って作る「オリジナルうちわ」と「フェイスペイント」、それから今年初の取り組みとなった「巨大ポスター」の3つです。

うちわとフェイスペイントは去年から大人気。今年もうちわは閉店3時間前にはおよそ100枚が完売して、フェイスペイントも結局50人以上のお客様が来てくださいました(岩﨑先生、ありがとうございました!)。

そして今年初めて取り組んだ「巨大アート」は、7月26日(土)に行われる「ブルーウォーク2025夏」の啓発プログラムとして企画されたもので、Tシャツのイラストが88個に区切られており、お客様にくじを引いていただいて、当たった数字の箇所に色を塗ってもらいます。

しかしながらこの巨大アート、開店と同時にお客様がいらっしゃったうちわやフェイスペイントとは違い、なかなか塗り手が現れません。

そこでうちわとフェイスペイントの順番待ちをしているお客様に声をかけていくと、少しずつ塗ってくださる方が増えてきて、お昼をまわった頃には1/3くらいのスペースが塗られていました。

そしてこの後活躍するのが、メンバーのAくんです。

Aくんは元々うちわ担当で、そちらでも大活躍だったのですが、普段なかなか表せない主体性や協調性、責任感などを発揮し、人手のいない巨大アートの仕事も担ってくれました。

Aくんはくじが入ったビンを持って、通りすがりの人に積極的にアピール。「巨大アートに絵を塗りませんかー?無料ですー。」と大きな声を出すことも忘れません。

その甲斐あって、絵は着々と完成。80名越えの方々にご協力いただくことができました!

そんなAくんは元々表出性のコミュニケーションが弱いのですが、この日は絵ができあがる直前に、私のところに「助けてください!」と来てくれました。

どうやら残ったくじの枚数と、絵の色が塗られていない箇所の数が合わないとのこと。いつもの真顔ですが、ちょっとだけほっぺをピンクにして一生懸命に説明してくれます。

そんなの何とかなりますよ!

それよりも私にとっては、困った時に先生に対して助けて欲しいと、夕日を背負いながら走ってくるAくんの姿が、この日一番の印象深いシーンとなりました。

札幌教室のメンバーと地域の皆さんとで作り上げた「巨大アート」は、この後教室の窓に貼りたいなと思っています。そしてその絵に、通りを歩くたくさんの人が目を止めて、ブルーウォークを知っていただくきっかけになればと願っています。

タグ:

この記事を書いたスタッフ

札幌教室スタッフ

私たちは,発達障がいのあるお子さんとそのご家族のための、一貫性と継続性のある支援体制を創る「たすくグループ」です。 札幌教室は、最新の研究と科学的な根拠に基づくアセスメントと療育の拠点として、地域に根ざすことを目指しています!

教室ページトップへ戻る

個性を理解して、才能を伸ばす

TASUC個別療育

札幌

TEL.011-676-4949

tasuc.com

〒064-0802 札幌市中央区南2条西20丁目2-1ワコービル2F
地下鉄東西線「西18丁目駅」1番出口から徒歩3分

  • instagram