Blog
たすく代表日記
2020.04.01カテゴリー:未分類
祝辞 【たすく代表ブログ】TRYFULL入学式
祝辞
皆さん、TRYFULL(トライフル)へのご入学おめでとうございます。
ここにお祝いのご挨拶を申し上げます。
皆さんは今、新しいステージに立とうとしています。大きな夢や希望を叶えようと立ち上がった志士です。
私には幼い頃から一つの夢があります。最近まではちょっと口にするのが恥ずかしかったのですが、それは「ウルトラマンになりたい」という夢です。M78星雲からやってきた正義のヒーロー、ウルトラマンは、地球の平和のために、怪獣たちを、科学特捜隊と協力して懲らしめます。良い怪獣は元の生まれ故郷の星に戻し、悪い怪獣はスペシウム光線で粉々にやっつけます。でもウルトラマンは、ゼットンに負けてしまいます。もう動けなくなったとき、科学特捜隊は、開発したばかりのミサイルを直ぐ撃ってゼットンを倒すんです。
僕は、
ウルトラマンはこの瞬間のために戦ってたんだと思うんです。
倒れた後、一番上の兄、ゾフィーが迎えに来てくれます。「ウルトラマン、よく頑張った」と言って、ウルトラの星に連れて帰ってくれるんです。
その時、僕は僕が宇宙から来たウルトラマンではなく、科学特捜隊の隊員なんだと思いました。みんなで力を合わせて、平和のために戦う。それにはミサイルを開発したり、何度も何度も作戦を立てて、何度も何度も墜落して、脱出して生き延びなければなりません。
その時、僕は僕が宇宙から来たウルトラマンではなく、科学特捜隊の隊員なんだと思いました。みんなで力を合わせて、平和のために戦う。それにはミサイルを開発したり、何度も何度も作戦を立てて、何度も何度も墜落して、脱出して生き延びなければなりません。
東京大学の先端科学技術研究センターに、
福島 智先生という、盲ろうの障害がある教授がいます。福島先生は高校生の時に「盲ろう者」となります。あのヘレン・ケラーさんと同じ障害です。「見えなくて、同時に聞こえないということは、主観的には、自分がこの地上から消えてしまって、まるで地球の夜の側の、真っ暗な宇宙空間に連れて行かれたような感覚に襲われる状態だ」と福島先生は書いています。何も見えず、何も聞こえない、いつまでも続く静かな夜の世界。それは言葉で表現できないような孤独と絶望の世界だそうです。
福島 智先生という、盲ろうの障害がある教授がいます。福島先生は高校生の時に「盲ろう者」となります。あのヘレン・ケラーさんと同じ障害です。「見えなくて、同時に聞こえないということは、主観的には、自分がこの地上から消えてしまって、まるで地球の夜の側の、真っ暗な宇宙空間に連れて行かれたような感覚に襲われる状態だ」と福島先生は書いています。何も見えず、何も聞こえない、いつまでも続く静かな夜の世界。それは言葉で表現できないような孤独と絶望の世界だそうです。
その福島 智先生は、困難に挑戦するということについて、こう言っています。
私は「挑戦」とは、一人だけでがんばって一人だけで成果を得ることではなく、常に有形・無形の他者の手助けと共にあるものだと思います。
挑戦とは、単に無謀な危険を冒すことではなく、地道な努力と準備があって、成功するものです。
挑戦とは、相手を打ち負かして競争に勝つことを意味するのではなく、その本質は自分自身に挑戦することです。
挑戦とは、他者の立場を想像する力と、他者と協力しながら新しいものを生み出していく営みです。
挑戦とは、ときに孤独なものですが、一人だけで生きている人間は世界中どこにも存在しません。周囲の人とのつながり、他者とのコミュニケーションを常に重視すべきです。
そして、挑戦とは、常識的な意味での社会的な名誉やステータスを得ることだけがその目標なのではなく、自らがしっかりと生きていくこと、そして自分と他者が共に生きていくことを支えていく営み自体の中に、本当に困難な部分があり、その営みこそが最も重要な挑戦なのだと思います。
君たちも、地球の平和を共に守る科学特捜隊です。今は、お父さん、お母さん、そしていろんな先生がウルトラマンです。何度も落ち込んでいい、何度も失敗していい、何度も挫けていいんだ。
生きろ、進め、墜落しろ、でも死ぬな、再び挑戦し、力を合わせて地球の平和のために戦おう。ただひたすらこうして挑戦を続ける自分を信じて。
全力応援宣言。本日はご入学、誠におめでとうございます。
令和二年四月一日
たすくグループ代表 齊藤宇開