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2024.04.02カテゴリー:著者:文京教室スタッフ

世界自閉症啓発デーにあたって

皆さん、こんにちは。

TASUC文京教室の清常佳穂です

4月2日は世界自閉症啓発デーということで、発達障害について、大学の講義や机上の学習くらいでしか知らなかった私が、TASUC、療育の世界に飛び込んで思ったことを書いていきたいと思います。まとまりなく、長文になることご了承ください💦

まずは、至極当たり前のことなのですが、発達障害と言っても、様々な障害特性、診断名があります。同じ診断名だからと言っても、1人1人皆、違った個性があります。私は、「普通」という概念の中に生きてきたことを思い知りました。「みんな違ってみんないい」言葉では、分かっていても、違うことは怖いことだという感覚の中で生きてきた私にとって、個性というものは、どこか実感がないものだったのだと、気付きました。

この世界に飛び込んで、彼らと関わらせてもらえたことで、1人1人違うということが実感できるようになりました。

それによって、社会の見方や視野が少し広がったように思います。小さなことですが、小さな子がお店などで、大きな声を出したり泣いたりしていても、「あぁ、あれが欲しいんだな、あれが見たいんだな、でも、上手く伝えられないんだな、叶わなかったんだな」などと、考えている自分がいます。この世界に飛び込んで、彼らと関われて、本当に良かったと思います🙇‍♀️

また、誰しも得手不得手があり、彼らはその差が大きくて、困っています。不得手なことは、努力だけでは解決が難しいこともあります。彼らは、本当に努力家です。だからこそ、1人1人に合った対応策が必要です。そして、「1つずつ、言ってもらえませんか。」「メモを取る時間をいただけませんか。」「大きな音が苦手なので、別室に行ってもいいでしょうか。」など、何が苦手で、どうしたら克服、対応ができるのか、自ら伝えられるようにすることが大切だと思います。

次に、療育の世界に飛び込び、彼らのことを知っていくと同時に私自身や家族のこと、友達や今までの同級生や同僚などのことも今までとは違った視点で見ることができたり、気付きがあったりしました。

私は、大学生の頃から認知の分野が好きでした。自分とは違った見え方、聞こえ方、感じ方、記憶の仕方などがあるということ、それらを少しでも知ることができるということが楽しかったのです。同じ単語でも人によって想起するものが違います。だから、感覚的なことは、本当の意味で理解することは難しいです。でも、知ることはできます。言葉にしたら同じでも1人1人皆さん違うはずです。(ワクワクしませんか⁇私だけ…ですか?)

例えば、勉強の仕方などに表れます。

私は、学校や塾の先生に言われた「ノートを綺麗に取りなさい、図は大きく、見やすいように余白を取って…」などが本当にできませんでした。図形を大きく書くや見やすくノートを取ることは、私にとって、例えるなら算数の時間に図工をやらされている感覚だったのです。私は、どちらかと言えば、聴覚情報処理が優位で、音を回して(ブツブツ呟いて)覚えるタイプです。ノートは、メモであり、書かれている単語や文章から記憶を想起させるきっかけの役割が大きかったです。読んで音にして覚えるので、読めれば良かったのです。また個人的には、特徴のある話し方をされる先生が大好きでした。耳に残りやすく、想起する時も話し方そのまま(再生されるように)頭の中で聞こえてくることもあったからです。テスト前は、友達たちが問題を出し合っている声を拾って、覚えているくらいでした😅

皆さんは、どんな勉強法をされていましたか、または、されていますか?
どんな感覚が苦手ですか、または好きですか?
そんなお話を気軽にしていけたらなと思います。

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