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2025.03.08カテゴリー:著者:吉本文香

教材マスターの集い実施報告「将来を見据えた生涯サポートの実践」

こんにちは、自立の学校の吉本文香です。

3月に入ってからも寒い日が続きますね⛄️

気温差が激しいと体調管理も難しくなるので、気温に合わせた衣服を選択できているか、生活リズムが崩れていないかなど、お子さんが日々来室する際に確認したり、アドバイスをしたりしています🧣

さて、本日は先日実施した教材マスターの集い(保護者学習会)の内容を少しだけご紹介します。

今回のテーマは、「将来を見据えた生涯サポートの実践」でした。

「TASUC」は、Total Approach Support Union for Challenged Children and their familiesの頭文字をとっています。

TASUCは障害のある子どもたちとその家族に寄り添い、一貫性と継続性のある支援体制の構築を行ってきました。それは、障害のあるお子さんの支援は生まれてから一生涯続くものだと考えているからです。

 

今回の学習会では、将来を見据えた生涯サポートの実践をするための4つのポイントを、社会福祉法人宝ものからの話題提供としてお伝えさせていただきました。

 

ワークでは、『LWCFの視点でカテゴリー10をまとめる』という内容で行いました。

カテゴリー10とは、お子さんを理解するために必要な項目を10個のカテゴリーに分けて保存していく資料です。

1つ目のワークでは、『Living-生活-』に繋がる健康管理の視点として、基本的な生活スキル(排尿・生理・睡眠など)に課題はないか、普段のお子さんの体調不良のサインになっていることやご家族の観察点、その時の対応法は何かをまとめました。

体調不良のきっかけやサインはそれぞれであること、ご家族のみが知っていることを他の支援者に引き継いでいくための記録を残していくことの重要性を話し合いました。

 

2つ目のワークでは、『Work-仕事-』にも繋がるコミュニケーションのスキルについて、本人の今のスキルを振り返りました。

コミュニケーションは、表出性と応答性の2側面ありますが、どちらも「家ではできるけど○○ではできない」といった、場面によってのスキルに差がないかという点を確認しています。例えば、たまに会う友達、コンビニの店員さん、駅員さん、など・・・生活する上で出会う様々な人とコミュニケーションが取れるスキルがあることは大切なことですよね。

・・・・・

自立の学校では、毎月保護者学習会を実施しており、その中で毎回のワークでカテゴリー10の作成をしています。

お子さんたちのことを深く理解し、それを本人を取り巻く支援者等にも理解してもらえるように、今後もご家族と協働しながら、資料をまとめていきたいと思います。

 

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この記事を書いたスタッフ

吉本文香

2014年入社。作業療法士。 新卒でたすくに入社し、たすく鎌倉で7年勤務したのち、2021年度よりTASUC自立の学校鎌倉に参りました。 鎌倉をたすくスタッフ1愛していると自負しています! 楽しく学び、地域に根ざした教室になるために日々奮闘中です!

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