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2022.12.03カテゴリー:
たすくベトナム来訪紀②
こんにちは。TASUC自立の学校大船の吉本文香です。
11月8日~13日まで、たすくの海外研修としてベトナムを訪れました。
今回は、たすくベトナム来訪紀②として、
<日本とベトナムの文化の差から見る身体作りの重要性>をテーマにブログを書きたいと思います!
ベトナムを歩いていると、このようなプラスチック椅子をたくさん目にしました。
障害児施設でもお子さんたちが座る椅子はこのような椅子が多かったです。
また、ベトナムでは文化的に、大家族で暮らし、家族がみんなで集まって食事をすることを大事にしているそうですが、家の中の小さな机では十数人が座れないため、床にござを敷いて食事をするのが一般的だそうです。食事も台などには乗せず、ピクニックのようなスタイルで食事をします。
日本にも、畳に座る文化はありますが、正座に代表されるように、背筋を伸ばして姿勢良く!というのは文化的に小さい頃から教えられることが多いと思います。
一方ベトナムは、床座りの文化、または現在も小さな椅子に座ることが主流のため、大人も骨盤が後傾した姿勢で座っている方を多く見かけました。
発達障がいのあるお子さんは、感覚調整障がいがあったり、不器用さがあることから、自ら姿勢を整えることや姿勢を保持することが難しいお子さんが多くいます。このようなお子さんがさらに、姿勢が崩れやすいような椅子に座ることで、机上の課題に注目がしづらくなったり、姿勢保持の力が育たず身体の使い方が不器用になってしまうことも考えられます。
今回ベトナムで実施したアセスメントで多くのお子さんに、たすくの感覚運動アプローチの方法をお伝えしてきました。
バランスボールでジャンプ、お腹で乗る、などたすくではお馴染みの運動ではありますが、身体の幹となる体幹を育てるためにはとても大切な運動です。また、これらの運動は大人のガイドの仕方も重要です。
ただ道具があればいいということではなく、なにを狙いにして取り組み、どんな支援技術が必要なのか、ということを伝えていきたいと思いました。
また、環境調整の視点で、今後は机や椅子などをより学習しやすいものへ整えていくことの重要性についても感じています。
文化の違いはあれど、お子さんたちの学びやすさを伸ばしていくために、身体づくりが重要であることは変わらないということを実感しました。
次回は、たすくベトナム来訪紀③<番外編:たすくスタッフの情熱!>について書きたいと思います!次回も是非お読みいただけると嬉しいです😊
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自律的な学習をとおした個人別の指導
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