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2022.11.14カテゴリー:著者:TASUC自立の学校・鎌倉大船教室スタッフ

ボウリング大会に向けて

TASUC自立の学校大船の櫻井です。今年の8月末から大船教室のスタッフとなり、2ヶ月以上が経過しました。以前は36年間主に鎌倉市の中学校で教鞭を執っておりました。大学1年の時にマイボールを手にしてボウリング競技人生をスタート。就職して約10年間はお休みしていましたが、顧問をしていたバスケットボール部の部員から「卒業記念に皆でボウリングをしたい」という声が上がり、それをきっかけに競技人生を再開。約30年間の競技人生の中で幼い頃からボウリングを教えてきた娘はプロボウラーとなりました。また、学校勤務時代も総合的な学習の中などのカリキュラムの中で複数の勤務校でボウリング教室を開いたこともありました。

 自立の学校 大船教室でも今月19日(土)にボウリング教室(大会)を開催することになり、今回はボウリングの面白さや療育的な視点での取り組み方についてお話ししたいと思います。

 年齢が60歳以上の方であれば約半世紀以上前のボウリングブームがご記憶にあるかとは思いましたが、保護者の方々はいかがでしょうか。ボウリングという競技が重たいボールを投げて10本のピンを倒して点数を競う競技であることは皆様ご存知かと思いますが、ボールを放すところ(ファールライン)からピンまでの距離をご存知でしょうか?実はある球技のある距離とほぼ同じなんです。それは野球です。野球のピッチャーからキャッチャーまでの距離が約18メートルで、ボウリングではボールを放すファールラインからピンまでの距離とほぼ同じなのです。この距離は人間がコントールすることができる限界の長さであると私は聞いたことがあります。今回のボウリング教室ではまずこのことをお子さんたちに伝えて、その限界にチャレンジして欲しいと思っております。

 それ以外にもお子さんたちに伝えたいことや実践してほしいことがあります。集団生活の場ではその構成員、メンバーが守らなければならないルールやマナーがありますよね。これは端的に言えばその構成員が平等で快適に過ごすためです。同様に全てのスポーツ競技にもルールやマナーがあり、ボウリングも同様です。ボウリングは前述したように重たいボールを転がしてその先にある10本のピンを倒して点数を競う競技です。自分の両側に競技に参加している人がいる時、その隣の人が同時に投球の際に助走するアプローチという板の上に乗ろうとすることがあります。そのままその隣同士の人達が重たいボールを持ってアプローチに上がり助走を始めると触れ合う危険性があり怪我にも繋がる可能性があります。そこで競技上のマナーとして、隣(左も右も)の人が同時にアプローチに上ろうとして際は原則「右側優先」としています。さらに、隣の人がアプローチ上にいる際は投球をしないこともマナーの1つです。

 集団生活の中では「思いやり」「譲り合い」の気持ちはとても大切ですよね。ですから、今回のボウリング教室の中でも適切な状況判断と思いやりや譲り合いの気持ちを頭に置いて実践して欲しいと思っております。

 そして、今回は大会と銘打ってはおりますが、皆で楽しくボウリングをすること、つまり親睦も目的の1つです。ですから、ストライクやスペアなどのナイスプレーに対しては自分自身の喜びをしっかり表現することと共にお友達のナイスプレーには言葉に出したり拍手をしたりして称賛をして欲しいと思います。

また、自分が思うような結果が出せなかった時などに、適切な方法で気分転換ができること。また、お友達が同じ状況になった時に「ドンマイ、次頑張ろう」と前向きになれるような声掛けができることをこちらとしても事前指導の中で話したいと思っています。

 今回ボウリングは初挑戦のお子さんも多いですが、ルールやマナーを守りながら、お互いに楽しめる声かけをしあって、短時間ではありますが思い出に残る半日にして欲しいと思います。

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