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2020.11.27カテゴリー:著者:横浜教室スタッフ

表現手段は人それぞれ!


こんにちは。たすく横浜教室の城日菜子です。

今日は、私が妹を見ていて感じたことについてお話しします。

私の自閉症の妹は、カラオケが大好きです。しかし、コロナウィルスの影響で、なかなかカラオケにいくことができない日々が続いたある日のこと。

絵が大好きな妹が、絵の中に小さく「カラオケ」と書いていました。

その後、その絵をずっと母の目に入るところに置いていたそうで、母はそれを「おふだ」と呼んでいました。

彼女は、上手に文章を構成して伝えたいことを表出することは困難ですが、「伝えたい!」と言う意思は人一倍強いです。

(私の名前は”日菜子”と言うのですが、”地震の影響で、住民がホテルに避難している”と言うニュースを聞いた妹が、ホテルに行きたくてたまらない気持ちを伝えるために一週間近く”ひな・ホテル”と言い続けたと言うのが、私が最も妹の意思の強さを感じたエピソードです。)

喋れない妹が生み出した、行きたい場所を絵の中に忍ばせて描く。という行為。

手段は声でも、筆記でも、パソコンでも、なんでもいいと私は思っています。

自ら”伝えよう”という気持ちがあることが何より重要です。

たすくが大切にしている、J⭐︎sKepsの中で、表出性のコミュニケーション ”自分の伝えたいことを、一日20回以上、伝えることができる”という項目があります。

この時一番大切になるのが、伝えたいという気持ちがあるか、だと思います。

そのためには、やりたいこと、好きなこと、伝えたいことがたくさん必要です。

コミュニケーションは、手段よりも、気持ちが大事ではないかと、強く感じたエピソードでした。

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