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2020.11.03カテゴリー:著者:横浜教室スタッフ

”自ら!”スケジュール確認

こんにちは。

たすく横浜教室の城日菜子です。


たすくでは、コミュニケーション、スケジュール、タスク・オーガナイゼーションを、世界共通の「なくてはならない必須のツール」と考え、”三種の神器”と呼んでいます。


今日はその中でも子供たちの必須アイテム、「スケジュール」についてのお話をしたいと思います。


子どもたちが、見通しを持って活動するために、スケジュールはなくてはならないツールです。

また、聴覚情報よりも視覚情報を処理することが得意なお子さんが多いため、スケジュールは視覚的に提示することも大切です。


私には、3つ下の自閉症の妹がいます。こだわりは強いですが、性格はとっても穏やかです。

そんな妹にとってもスケジュールは必須のアイテムです。


彼女は一ヶ月の見通しを立てるために、月間スケジュールを自ら書いています。

というと、物凄いことに聞こえますが、

書いているのは、”お仕事” ”お絵かき” ”カラオケ”など、至ってシンプル。


それでも、一週間後の”お絵かき”(所属しているアートグループの活動です)を目指して平日の”お仕事”を頑張っています。


また、1日のスケジュールは、このように書いています。


時計は、おそらく読めないのではないかなと思います。(実家に帰ったら教えてあげたいところです。)

終わったところに、線を引いています。


これだけ見ると、簡易的なもので、本当にこれで良いのか?と思う方もいると思いますが、

彼女の偉いところは、”自ら”このスケジュールを準備しているところです。

私や、母が指示したわけではなく、毎日、毎月、”自ら”書いています。

月間の方は、家族のカレンダーを見て、書いているようです。


スケジュールは、本人にとって、使いやすく、自ら使いたいと思うものであることが大切です。

写真と文字の入った”Withスケジュール“、時計入りで時間の流れを意識するための”壁スケジュール”、聴覚と視覚の情報を合わせることができるアプリの”たすくスケジュール”

形態は使用状況を考えて変える必要があります。




また、少し先の楽しみを設定できるようになれば、週間や、月間スケジュールを用いて、楽しみのために頑張る!ということにつながります。

そして、使いたい!と思うためには、好きな活動やご褒美が入っていることが必須です。

嫌なことばかりで、使いたいという気にならないのは、私たちも同じです。


妹の例で言うと、⑩のローソン(ローンジと書いていますが、ローソンです笑)を楽しみに、この日は1日の在宅ワークを頑張れたということになります。

彼女はいきたい場所ややりたいことがあるので、”自ら”スケジュールを書いている。

ということにも繋がります。

また、以前スケジュールを書いていて、その願いが叶った!(この場合だと、最後にはローソンに行けた!)という成功体験も、スケジュールを「書きたい!」という意識に繋がっています。


たすくのJ⭐︎sKepsの項目は、全て文頭に”自ら”がついています。


どんなことでも子どもが、”自ら”取り組めるためにはどうしたらいいのか?

その視点で考えることが、子どもの自立に繋がっているのだなと、日々感じています。




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一人ひとりのお子様に応じて理解し,それぞれに最適な療育方法をご提案します。

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私たちは、一年に一度、ご家族とスタッフが一堂に会するアセスメントを軸として、共に未来に向けた療育プログラムを作成し、ご提案いたします。

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