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2024.10.29カテゴリー:著者:城日菜子

経験から生まれる、生きた気持ちと言葉

こんにちは!たすくの城日菜子です。
急に涼しくなったと思ったら、また暑くなる・・・など、不安定な天気が続きますね。
体調管理をしながら冬まで進みたいですね🌟

さて、最近は、運動会シーズンの子どもたちが多くいます!
徒競走、リレー、玉入れ・・・様々な競技がありますが、それぞれに、勝敗が決まります。
負けちゃって、泣いた、怒った、なんていう感想をくれた子もいました。
勝負事って、気持ちが揺さぶられて当然ですよね。
「勝った」という事象から、どのような感情が自分の中で生まれるか
「負けた」という事象から、どのような感情が自分の中で生まれるか
もしも負けたことによってネガティブな感情が生まれたら、
そこから、どうやったら気持ちを切り替えて、前に進むことができるのだろう?
子供達は、いつ、「勝負」を学んでいくんだろう?ということを疑問に思い
自分のことを振り返って、考えてみることにしました。

私が初めて「負けた」ということを感じたのはいつだろう、と記憶を辿ってみると
2年生の時のかけっこでは最下位になって、3年生の時はドッチボール大会の一回戦で負けて
と、「負けた」ことに対しての記憶はこの辺りでした。
では、「負けて悔しい」という記憶が明確に残っているのは、中学校2年生の駅伝大会でした。
地区大会で予想以上に良い成績を残して、出場できるようになった県大会、私はペース配分を失敗して、最下位でたすきを渡してしまいました。
メンバーにも申し訳なかったし、自分自身の思うような結果も残せなかったし・・・この時のことは明確に「悔しい」と覚えています。
そしてさらに、高校生3年生の時、部活の引退試合にて、「負けたら終わり」のトーナメントを前に「負けるかもしれない」という思いが先行して
泣きそうになったこと、その後、2回戦で「負けて」しまったのだけれども、チームとしては全力を出した結果だったので
みんなと試合ができて「負けたけど、達成感があって今が最高に幸せ!」と思ったことも明確に覚えています。

つまり、「負けた」という事象一つとっても、そこで生まれる感情は違う場合がほとんどで。
それらを言語化できると、ある程度スッキリする。
泣いたり怒ったりしたとしても、自分の中で気持ちの折り合いをつけられるのだろうな、と感じました。

子供達と振り返りをしているときに、「この時どう思った?」という「感情」を聞くことが多くあるのですが
なかなか、「感情を言語化する」ということは難しく、思うような表現ができないものです。
(私自身も、うまく言語化できずにモヤモヤすることもあります)
生まれてから間も無くはきっと「快」か、「不快」かで生きているのだと思いますが
そこを分化させていくためには、ある程度の経験と、言語の知識が必要になってきます。

「悔しい!」と思えることのは、本気で取り組んでいる証拠。
その悔しさをバネにして、また来年も頑張ろう!と思うためには、冷静に、言語で思考すること、が重要だなと感じた秋でした。

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