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2025.04.04カテゴリー:
映画「みんなの学校」を通して感じた、私の願い。

こんにちは。
いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。
TASUC個別療育_横浜センター南教室の伊藤明美です。
3月に入り、春休み真っ最中ですね✨
外では、桜が咲き始め、もうすぐ満開になろうか、というところでしょうか?
今年は、特に気温の上下が大きく、まさに「三寒四温」となっているのを感じます。
そんな中、3月最後の日曜日、束の間の晴れの日に、映画「みんなの学校」を観てきました。
2015年2月から全国で公開され、大ヒットしたドキュメンタリー映画です。
観たいとは思いつつも、上映場所とスケジュールがなかなか合わず、今回は念願叶っての鑑賞でした✨
この映画は、大阪府住吉区にある、大空小学校での様子をありのままに写したものです。
大空小学校では、特別支援教育の対象となる子も、みんな同じ教室で学びます。
資料によると、2012年度の児童数約220人のうち、特別支援の対象となる児童は30人を超えていたそうです。
教職員は通常のルールに沿って配置されていますが、地域の住民や学生ボランティアだけではなく、保護者の方々からの支援も積極的に受け入れた「地域に開かれた学校」として、多くの大人たちで見守れる体制を作っています。
学校の理念は「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」こと。そして、「自分がされていやなことは人にしない」というたった一つの校則がある中、日々生まれ変わっていく子どもたちの奇跡の瞬間、共に歩む教職員や保護者たちの苦悩、戸惑い、喜びなど、が写されていました。
この映画を観ると、この学校は特別なのかと思うけれど、映画に出てくる子どもたちと同じように、SOSを出している子どもたちは多いなぁと感じます。
私は作業療法士なので、人と環境との結びつきについての視点でこの映画を振り返るとともに、子どもたちの未来のために、この映画を観て感じた、私の願いについてお話ししたいと思います。
まずは、人と環境との結びつきについての視点です。
例えば、私は、勤労者でもあり、母親でもあり、妻でもあります。こうした役割を果たすために、日々どのように行動し振る舞うべきかを意識して生活しています。
学校という社会に所属する子どもたちは、先生から授業中勉学に励むことを期待され、お友達からは休み時間などを一緒に過ごすことを期待されています。
その役割を果たすために、相手の思いを意識しながらすべきこととして作業を認識して、日々必死に遂行していると思います。
人が行うことの多くは、この自分がもつ役割に支配されています。
つまり、人は作業を通して環境と繋がっています。役割に即した作業を遂行することは、その社会の所属と結びつきに大変必要なものなのです。
もし、何らかの理由で、役割を果たすことができなかったとしたら、どうでしょうか?
授業中、生徒として期待される学習活動ができなければ、その場に居続けることが苦しくなります。
人が環境との結びつきを失った状態では、授業だけではなくあらゆる学校生活に連鎖していきます。
人と環境との結びつきは、その人がその人の所属する社会で、健康的に生活するために欠かせないことだと改めて感じることができました。
次に、この映画を通して感じた、私の願いについてです。
この映画を観て、子どもたちのためには先生たちが歯を食いしばって頑張ろう!!というものを感じたのですが、私が思う理想は、先生もありのままの先生であっていい、ということを忘れてはいけないなということです。不器用な先生も、子どもの視点に立つことが苦手な先生も、その人のやりたいことや、力を持っていることを活かして、子どもの「環境」として、お互いの役割を担い、作業遂行の拡大に効果的に結び付いたらいいな、と思いました。
その効果的な作業遂行の変化の連鎖を、作業療法士は担っており、アメリカでは、現在作業療法士の約20%が学校に配属されています。
日本では、飛騨市が代表されるように、作業療法室を設置する小中学校は、徐々に広まりつつあります。
TASUCでも、学校・保育所等、支援機関へのコンサルテーション、講演、運営支援などを通して、子どもたちへの環境を充実させるべく活動しています。
子どもの診断名や特性、いじめや不登校といった社会問題、家庭との連携など様々な課題がある現代。やりたいのに上手くできない毎日に、身体的・精神的にも苦しい状況に追い込まれている子どもたちが、地域で社会で「健康に育つ」とは、どういうことなのかを考え、活動しています。
そこでふと、私がTASUCに来ようと思ったきっかけを思い出しました。
最初は、何のために働くのか?ということでした。
お金をもらうためだったら、病院にいてもいいかと思います。しかし、作業療法として、地域に行って、やりがいや自分の人生の毎日をどう活用するかと考えた時に、自分が作業療法という強みを持っていて、それを使って会社や地域に貢献できたらいいな、ということを考えたのを思い出しました。
今、私がコツコツ学んで、育んでいる実践が、真の共存社会の構築を支えるものとなることを願って、今後も走り続けます✨
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個性を理解して、才能を伸ばす
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