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2022.08.14カテゴリー:著者:鹿島真知子

感覚統合トレーニングの宝庫〜山道・じゃり道・凸凹道〜

こんにちは。たすく横浜教室の鹿島真知子です。
夏休みが始まったかと思ったら、あっという間に8月中旬。
教室に来る子どもたちから「読書感想文が…」と言う呟きが聞こえています^^;

先日は、この暑さから逃れようと、陣ヶ下渓谷公園に行ってきました。
横浜市内とは思えない自然豊かな公園で、子どもたちは「ジャングルなの?」なんて言ってました(^^)

3歳から、21歳のメンバーさんとそのご家族が参加され、スタスタチームと、ゆっくりチームに分かれていざ出発!

草木に覆われた一本道は、自然の構造化と言えるのでは?と思うくらい、どの年代の子も黙々と歩きます。


街の道では注意の転導が激しくて目的地になかなか到達しない子も、とにかく歩く!
普段は感覚探求が激しくて、急に走り出したり、ジャンプしたり、クルッと回ったりしがちな子も、ひたすら歩く!
いつもは3歩歩いたらすぐに「抱っこ〜」となると言う3歳の子も、ぐんぐん歩く!
なんと、完歩しました\(^^)/

舗装されていない道を歩くには、足裏の感覚や体の傾きを感じながら、あらゆる筋肉や関節を調整する必要があります。自然に感覚統合のトレーニングができ、閾値が満たされ、子どもたちの行動が落ち着くのだと思います。

陣ヶ下渓谷公園には、さらに楽しみがあります。
しばらく歩くと渓流に到着!しばし水遊びを楽しみました。
子どもたちは裸足になり、足裏の感覚を研ぎ澄ませながら、転ばないようにそーっとそーっと歩きます。
この時、触覚・前庭覚・固有受容覚がフル稼働しています。
慣れてくると、足踏みをいっぱいしてバシャバシャ水が跳ねるのを楽しんでいる子もいます。
手を水に入れ、じっと流れを感じている子もいます。まるで、物理学者のようです!!

これらの光景、開発されていない時代だったら、普通の生活の中にあったものなのでしょう。
自然のままの環境は感覚統合トレーニングの宝庫なのかもしれませんね。
そう考えると、舗装された道を歩き、車に乗って移動する現代の生活は、感覚を研ぎ澄まし身体を育てるためには不向きなのだと言うことがわかります。
今は、いろんなことが便利になりましたが、その代償も大きいと考えられます。

だからこそ、現代の人々は意図的に身体を動かす時間を設けているのですね。

そんな中、身体を動かすことが苦手なお子さんは、運動経験が少なくなってしまい、さらに動きにくい身体になっていきがちです。
そんな時は動機づけが高い「楽しい」活動の中で身体を動かす機会を作っていくことが大切です。
公園遊び、山登り、アスレチック、ボルダリング・・・お子さんに合った「楽しい」を見つけていきましょう!
小さなお子さんなら、「大人登り」なんていうのも、良いですね(^^)

TASUCでは、個に合わせた室内での運動プログラムに加え、ノルディックウォーキング、山登りなどでそんな機会を作っています。

興味のある方は、ぜひご一報くださいね。

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鹿島真知子

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