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2024.09.21カテゴリー:著者:伊藤明美

家族との協働で獲得する〜Grab the Freedom and Mobility!〜

こんにちは。たすく横浜教室の伊藤明美です。

いつもブログを拝見してくださりありがとうございます。

先日、新川崎教室と合同で、4月の世界自閉症啓発デーを皮切りに、理解啓発運動として定期開催を予定としているブルーウォーキングの、第2回目を開催しました。

ブルーウォーキングの目的は、街中で実施することで、一般の方への啓発の機会とし、地域で一人ひとりが自分らしく暮らせる社会づくりなど、インクルーシブな社会に向けた意識醸成に繋げていくこと。本人・家族が主体となった「自由とモビリティ」をテーマにしたメッセージ性のある発信を行うことです。

「世界自閉症啓発デー」のシンボルであり、たすくのカラーでもある「ブルー」の服やものを身に付けて歩きます。

今回は、総勢60名ほどで、新川崎教室のある鹿島田駅を出発地点として、武蔵小杉を経由し、とどろきスタジアムまで歩きました。

今回改めて、なぜ理解啓発をしないといけないのか、ちょっと自分なりに整理してみました。

彼らの豊かな生活の実現のために、リスクを予測し、予防することが大切です。

必要な年齢になってから動くのでは遅いのです。

今の社会は、サービスが増えてはきていますが、十分ではありません。不満を言いながら我慢するより、自分の手でできることをして、豊かな生活を掴み取りたいと思っています。

でも、1人で社会に立ち向かうのは難しい。だからこそ、家族会活動があります。

我が国では、手をつなぐ育成会(知的障がいのある人中心),小鳩会(ダウン症のある人中心),自閉症協会(自閉症のある人中心)や全国LD親の会(学習障がいのある人中心)などが代表的な「親の会」です。

本来親の会の役割には,「相互交流」と「社会運動」の大きく二つの側面があると考えています。過去20年以上の自助努力により,様々な療育、教育環境の改善や、福祉サービスの充実が成し遂げられました。その結果,「最悪ではない」中途半端な状況に満足した親たちが、親の会への加入をしない事態に陥っています。また親の会の活動も、相互交流が主な活動で,社会運動としての活動がなかなか実行できない状況が続いています。

社会は、雇用率が上がってきてはいますが、障害の重い人を受け入れる力をまだ持ち合わせていません。

既存のサービスでは不十分だからこそ、Tasucは事業をおこすことを考えています。

そのために、仲間が必要です。

私は、今回のブルーウォーキングが無事に開催されたのには、ご家族との協働があったからこそだったと感じ、少しそのことについて触れたいな、記録として残しておきたいな、と思いました。

ご家族それぞれの事情があることは当然ですが、

そんな中でも、多くのご家庭の方々が、それぞれの形で事前のMTGに参加したり、理解啓発のためアイディアを出し、コースが決まると最寄りの店舗や、関係各所にチラシを配布したり、SNSで拡散したりと、中心となって活動してくださいました。

当日も、理解啓発のため風船をたくさん準備して、コースを先回りして道ゆく人に配布して、たくさんを人を巻き込んでいこうと盛り上げてくださいました。

また、親が自分のお子さんではない子とバディを組むことで、みんなで子どもたちを見ていく経験を重ねることで、1人ではないと感じることで子育てに向き合えるような気持ちを強化したり、みんなで子どもを育てる社会やコミュニティを育んでいったり、そんな効果を期待しています。

それをコツコツ積み重ねていく。

小さなコミュニティから、だんだん多くの人を巻き込んでいきたい。

ともに道を切り拓きましょう。

次回のブルーウォーキングは、12月に開催予定です。

ブログを読んで興味を持った方は、ぜひ教室にご連絡くださいね✨

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