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2024.07.28カテゴリー:著者:城日菜子

人はどうして「挑戦」するのか

 

人はどうして「挑戦」するのか

こんにちは!たすくの城日菜子です☺️
夏休みが始まり1週間が経ちましたね!子どもたちの宿題は順調でしょうか?☺️

私事ですが、先週末に、たすくの
「富士登山」に行ってきました!
今日は、富士登山を通して、私が感じたことをお話させていただきます。

今回私は、新川崎教室の、Kくんと、バディを組んで、一緒に登頂を目指しました。
Kくんは、小学6年生で、富士登山は初挑戦。行きのバスでは、「不安が70%、楽しみが30%、と話していました」
その通りの数値だと思いました。初めての富士登山、不安がないわけがないですよね。でも、彼の中に、「楽しみ」という気持ちがあることを知れたから、私の気持ちも、少しだけ明るくなりました。

バスで5合目まで行ったら、いざ、登頂開始!
5合目でもすでに、酸素は薄く、ガイドさんに呼吸法を教えてもらってからのスタートです。

5〜6合目までは、緩やかな坂道が延々と続きます。長すぎる道と薄くなる酸素。そして落ち込む気持ち。Kくんもしんどい気持ちを表出してはいましたが、前に進まなければならないこともわかっているから、歩みを止めることはしませんでした。
そうして6合目に到着。6合目での休憩中ではまだお互い、「トイレでPayPayが使える!」と、ちょっと気持ちを切り替えて周りを見る余裕がありました。
(富士山の登山道のトイレは、お金がかかるのですが、なんと、PayPayに対応しており、近代化の波を感じました笑)

いよいよ本格的な登山。岩山を、足だけではなく、手も使って登っていきます。(今回アップしている写真のような感じの道が続きます)
このあたりの道を進むときには、どの岩場に足を置くとうまく進めるか、身体の使い方を考えて、一歩一歩歩んでいく必要が出てきます。
でも、この道を登っている時のKくんの感想は、意外にも「楽しい」というもので、色々と試行錯誤しながら登っていく様子を、私はとても頼もしく感じていました。

しかし、登ることおよそ4時間程度・・・8合目近くになると、身体が悲鳴をあげ出します。足腰ももちろんですが、一番は酸素濃度の薄さによる高山病症状・・・
Kくんも何度か「頭がいたい」と言っていましたが、その都度呼吸を整えてなんとか対応していました。
そして、泣きそうになりながらも、なんとか8合目に到達。山小屋に着いた瞬間激しくなる頭痛・・・
薬を飲んで、就寝の準備をしました。

その日の夜中、何度か「頭がいたい」と言って起きたKくん・・・
高山病の症状も出てきたため、今回は山頂へアタックすることは控えることにしました。

Kくんは8合目で、他の待機するみんなといることを決めましたが、私は山頂まで行くことにし、出発の準備を始めていました。
準備をしている私の隣で、Kくんがぼそっと
「きついけど、ある意味もう一回登りたい。リベンジしたいと思った。」
といったことを呟きました。
この言葉を聞いて、私は、これだけのキツさ・辛さを感じた上で、もう一回リベンジしたいといえたKくんの気持ちを、素直に尊敬しました。
そして、その「挑戦したい」気持ちを、私は後押ししたり、引っ張ったりする立場にいるのだ、と思い
「そうだね。また、リベンジしたいね」と声をかけました。

「挑戦」が、辛くて、キツくて、苦しいことなんて、本質的には当たり前のことであるけれども
その挑戦の中には、楽しいと感じる瞬間、やりがいを感じる瞬間、そして何より、達成感を感じる瞬間が内包されている。
だから、その瞬間を期待して、「挑戦」できる人が、何よりも強くて、美しくて、輝いているんだと思います。
私も、TASUC「Total Approach Support Union for Challenged children and their families」の一員として
チャレンジドとそのご家族の挑戦を、周りで支えるような、そして、前に行って導くような存在でありたいと、改めて感じました。

さぁ!長い夏休みはまだ始まったばかり!!
失敗しても、キツくても、前にさえ進んでいれば、必ずゴールはあるから、
勇気を持って踏み出して、前に進み続ける夏にしましょうね☺️

(余談ですが、今回の私のスペシャルショット、「推しとご来光」が、横浜教室のインスタグラムにアップされておりますので、よければそちらも見ていただけると嬉しいです♡)

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