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2023.04.09カテゴリー:著者:城日菜子

それぞれが努力すればいい〜分かりあうための対話〜

こんにちは!たすくの城日菜子です。
2023年度、そして新学期もスタートしましたね。
だんだんと暖かくなってきており、春を感じる日々ですね🌸

前々回の私のブログでお話しさせていただいたのですが、実は先日「きょうだい児」としての思いを取材していただく機会がありまして
その紙面が出来上がったので、ここで共有させてください😊
こちらからご覧いただけます✨

26年間生きてきた私の「思い」をぎゅっと詰め込んだ文にしていただきました。
こういった話をした後には、いつも、嫌でも、将来のことを考えてしまいます。
前向きに言うと、「考えるきっかけをいただけている」ということなのですが・・・・😅
今でこそ、母親には、今まで私がどのような思いを抱いて妹と接してきたか
自分の将来と、妹の将来について、どう思っているのか
少し現実味を帯びた話を、真面目にできるようになってきました。
でも、なんとなく私はまだ、父親と、この手の話をすることができません。
いつかきっと、父親とも、本気で話さないといけない日がくるのでしょうけど
対話することに踏み出せない自分がいます。

たすくでは、毎朝朝礼の中で、「ナビゲーター」という、理念の読み合わせをしています。
その中に「社会に変革を起こすために、アイディアを次から次へと生み出すインスピレー ション、発想力を、突き合い(ブレスト)をとおして磨きます」
私は、基本的には平和主義なので😅争い事はできるだけ避けたいと思って生きてきました。(つまり、ブレストは嫌いだった。ということです)
でも、いろんな人の意見に触れる中で「突き合い」は争いをしたいわけじゃなくて一緒に、高みを目指していくためには必要なステップなんだと、思えるようになりました。
結局、人がわかりあうためには、対話をして、自分の「思い」をぶつけ合うしかないんですよね。
いつか、父親と、真剣に突き合えるといいなと思っています。

先日鹿島先生がブログに、「自閉症、発達障害のワードはかなりメジャーになってきたと感じます。」と」書いてくださっていました。
本当にその通りで、先日の自閉症啓発デーには、啓発デーに合わせた多くのイベントが各地で行われました。
私たちも、青いオリジナルTシャツを身に纏って、センター南の街をノルディックで歩きました⭐️
とはいえ、「人口の半分以上を自閉症や発達障害の人が占める」ということは、考えづらいので
置かれている立場は、ずっと「マイノリティー」ではあると思います。
そして、ちょっとやそっとじゃ、マイノリティーな人が、社会に受け入れられてもらえることはなく。
「社会に変革を起こす」くらいの勢いがないと、前には進めないというのが現実だと私は思っています。

記事の中で、上手に文字にしていただきましたが、「それぞれ努力すればいい」というのが
障害を持つ妹がいる、家族としての私の理念です。
妹の努力は、生活を送るためのスキルをつけること。
私、及び家族の努力は、妹が生きやすいように、社会を構造化すること。
自閉症・発達障害についての理解を広げるために、難しいけれど、途方もないけれど、思いの「突き合い」を続けながら、理解者を増やすこと。
それが、「社会に変革を起こす」ための初めのステップなのではないでしょうか。
私も、自分の思いをしっかり持って、それを発信しながら、生きていきたいなと、記事を書いていただいたことで、改めて感じることができました😊

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