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2022.07.17カテゴリー:著者:鹿島真知子

お子さんのことをより理解する「夏の個別相談会」

こんにちは。たすく横浜センター南の鹿島真知子です。

来週から夏休みに入る学校が多いのではないでしょうか。
7月になると、現学年の過ごし方に少しずつ見通しがついてきて、過ごしやすくなったお子さんも多いことと思います。
一方で、学習や生活の中で、思ったように進まないこと、新たに浮上してきた心配事なども尽きない悩みかもしれません。
1学年大きくなったのだから、求められることも高くなり、戸惑うお子さんも少なくないと思います。

例えばAくんの場合。
6月頃から学校への行きしぶりが出てきました。
板書を写すことに時間がかかってしまい、授業時間内に終えることができません。
行動が遅れてしまうことに自信をなくしてしまっている様子です。
行動も少し乱暴になってしまいました。
アセスメントをしてみると、動眼に課題があり、黒板と手元のノートの間で視線を移すことに苦労していることがわかりました。
そこで、板書をiPadでパシャリと撮り、その画像を手元におくことでみんなと同じペースでノートテイクができるようになり、学習への自信を取り戻しました。

また、Bくんの場合。
マット運動の前回りが出来なくて困っています。
体育の時間が憂鬱で、先生の話も落ち着いて聞くことができません。
頭のてっぺんをマットに押し付け、身体を伸ばしてバターンと身体を打ち付けてしまうので、練習にも後ろ向きです。
身体を丸めて揺らす「ゆりかご」をしようとしても、身体が伸びてしまいます。
うまくできないことを感じているBくんは、体育の時間の態度がどんどん悪くなっていきます。
Bくんをよく観察してみると、プラクシスの課題があることがわかりました。
プラクシスは「登録」「観念化」「企画」「実行」「フィードバック」の段階があり、各段階に応じたアプローチのしかたがあります。
観念化に課題があるBくんには、足をお腹に引き寄せる形を作ることから手を添えて教えることから始めました。
先日、初めて一人で回ることができ、ガッツポーズをしたBくんでした。

子どもたちは、うまくいかないことがあると、周りから見て「困った行動」を見せることがあります。
しかし、原因を探っていくと、本人にとって「困っていること」があることに気付かされます。
行動の改善のためには、まず、お子さんの「困っていること」を知ることから始めることが大切です。

たすくでは、「夏の個別相談会」を開催しております。
お子さんの心配事やステップアップしたいことを整理する時間にしたいと思っております。

まずは子ども理解から。

ご連絡をお待ちしております。

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