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2022.06.26カテゴリー:著者:城日菜子

「ブレストができる人財」を目指して

こんにちは!
たすく横浜教室の城日菜子です。

先日、2022年度初の、「凸凹研究会」を開催しました。
「凸凹研究会」とは、子どもの通っている学校やデイサービスなど、近隣の機関同士が知り合い、互いに学び合う場を創出するための研修会です。
チャレンジする子どもたちの指導や支援のノウハウを集め、仲間同士が繋がることを目的として、毎回活発な議論が行われています😊

凸凹研究会の中では、必ず「ブレスト」をする時間を作っています。
ブレストとは、「ブレイン・ストーミング」の略で
複数の参加者が、自由にディスカッションを行い、アイディアをどんどん出していくことで、新しい考え方や解決策を出していく手法のことです。
ブレストは、既存概念や先入観にとらわれずに、自由に発言することで、お互いの発想を利用して新たなアイディアを生み出すことができるという考えに基づいています。
そして、ブレストには、
①とにかくアイディアをたくさん出す。(質より量)
②批判せずに、自由奔放に発言する。
③良いアイディアには乗っかり、発展させる。
④ブレスト中に結論を出さない。
という、4つのルールがあります。
つまり、「これはあまり現実的でないかもしれないな」とか、「こんなこと言ったら変かな」と思っても、勇気を持って、とりあえず言ってみることが大切になります。また、相手の意見を否定せず、どんどん意見に乗っかることで、意見を出しやすい空気を作ることも重要です。

たすくでは毎朝、たすくの理念をまとめた「たすくナビゲーター」というものを読む時間があります。
そこには、「アイディアでいっぱいの人は、深刻化しない」というページがあり、「ブレストができる人財になろう」ということが書かれています。
その中で、「質より量!とにかくたくさん数を出します。数を出せる脳になって性格をポジティブにして、深刻化しません。」という文章があります。
これがなかなか難しくて、「質より量だから何か言わないと。」と思っていても、いざ意見を言う時には、「こんなこと言ったら批判されないかな」と思ったり、「言おうと思っていることはあるんだけど、まだ前の人が話しているし、ちょっと待っとこう…」と思って待っていたら、タイミングを逃して別の人が話し出してしまったり、思っていたことを先に言われてしまったり…思い通りにはいかないものです。

私はたすくに入社して4年目になりますが、入社したての頃、初めて「ブレスト」に参加した時は、本当に圧倒されたというか、まさに私は先程書いたような考えをぐるぐる頭の中で回らせているうちに時間が過ぎてしまったような気がします。
そして、「そもそも人前で手を挙げて発表したり、目立ったりすることがそんなに好きじゃないんだから、私はこれは無理だ!」と、思った記憶もあります。この時の私は、案がないので確実にネガティブになっています。
そんな私の気持ちをよそに、次々とブレストの機会は押し寄せてきます。
でも、私の場合は、ブレストの数をこなすことで、
「今私が現実的でないかもと思って言うのをためらっていた案をあの人が言ったということは、これぐらい現実味がなくても言ってみてもいいんだ。」とか、「なんだか私が言いたかったことを少し言ってくれているような気がするから、あの人の意見に補足してみようかな。」
という、ブレストをするための案をたくさん手に入れてきました。すると徐々に
意見を出してみようと思えるようになってきました。性格もこの時はポジティブになっていますよね。

ブレストを一回するだけでも、かなりのエネルギーを消費しますが、終わった後には「みんなが出した意見」と言う副産物が残ります。
そこには、これで良いのかな…と思っていたことを後押してくれるような案や、自分では思ってもいなかったような案がたくさんあります。
終わった後に、それだけの案があれば、何を採用するかは選び放題!ポジティブに考えることができますよね。

今回の凸凹研究会では、感覚調整障がいの話題を取り上げ、
ブレストタイムでは、感覚処理で困るお子さんへの対応方法の案を出し合いました。
自分の考えと似ている意見、全く違う角度からの意見、たくさんの案が出てきました。
案を出し合っている間はお互いの意見を「それ良いね!」と認めたり、「ちょっと補足すると」と、乗っかったりもして
皆さん、楽しそうに意見を出しているように見えました。
そして私は、「こんなにたくさんの案が出せる、ポジティブな人たちと、一緒に地域の子どもたちを支えていくために繋がれているということが、何て心強いんだろう!」と感じました。

「三人寄れば文殊の知恵」
「これは、特別に頭の良いものでなくても、三人集まって相談すれば何かいい知恵が浮かぶものだ。」
という意味だそうです。(少し失礼ですね。)
では、集まった人がみんな、「ブレストができる人財」だったなら?
たくさんのアイディアを出すことができ、みんながポジティブになれるでしょう。
たくさんの案があれば、とりあえずやってみて、失敗したら今度はこっちを試してみよう!と、思えるようになります。
ポジティブの連鎖が起こっていますよね。
私も、自分自身の考え方をポジティブにしたい。
そのためにたくさん案を出せる人、つまり、「ブレストができる人財」目指して進み続けたい。
そして、地域を作り上げるために、ポジティブな仲間と、繋がり続けたいなと感じた研究会でした。

次回は、8月26日(金) 19時〜20時半 zoomでの開催です。
興味のある方は、どなたでもご参加大歓迎です、問い合わせ・申し込みはこちらのアドレスまで😊    center@tasuc.com  (担当:城)

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この記事を書いたスタッフ

城日菜子

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