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2025.06.05カテゴリー:著者:清田航大

高尾山 登山下見レポート

〜チャレンジを応援する、私たちは“伴奏者”〜

こんにちは。

梅雨の合間にのぞく青空が、なんだか特別に感じられるこの季節。

新緑がまぶしく、自然の中で深呼吸をしたくなるような、そんな初夏の日に、私たちは高尾山へ行ってきました。

6月29日に予定している高尾山登山に向けて、先日、スタッフで下見に行ってきました。今回の登山には、チャレンジド(障がいや特性を持つ子どもたち)も参加します。

だからこそ、私たちスタッフが果たす役割は「先導者」ではなく、“伴奏者”であることが何より大切だと考えています。

私は、表参道コースとして知られる「1号路」を歩きました。全体的に舗装されていて歩きやすい道ではありますが、実際に歩いてみると、いくつかの注意点が見えてきました。

傾斜がある区間では、疲れがたまりやすいこと。そこで、適切な休憩ポイントを事前に決めて、スタッフがペースを見ながら進むことにしました。道幅が狭くなる場所では、すれ違い時の安全に配慮する必要があり、どうすればうまくすれ違えるかを話し、トイレの場所や段差、滑りやすい箇所の確認も行い、どんな場面でどんな声かけやサポートが必要になるかを具体的に整理しました。

高尾山は、都心からのアクセスが良く、「初心者向けの山」と言われることもあります。でも、それは“登れる人”にとっての話です。体力や感覚の違いを持つ子どもたちにとって、山登りはまぎれもなく大きな挑戦です。

だからこそ、私たちは「できるかな?」ではなく、「どうしたら一緒に登れるか」という視点を大切にしています。

伴奏者とは、後ろから支えるのでも、前に立って引っ張るのでもなく、隣で一緒に歩きながら、その子のペースや呼吸に耳を澄ませる存在だと思っています。

「一緒にここまで登ったね」「疲れたけど、よく頑張ったね」

そんな言葉が交わせるような時間を、子どもたちと一緒につくっていきたい。今回の下見を通して、改めて「支援する」とは、共に歩むことなのだと感じました。

6月29日に向けて、暑さ対策や持ち物の準備、必要な声かけやフォロー体制など、当日に向けた準備も進めていきます。一人ひとりの「登ってみたい」という気持ちを大切にしながら、チャレンジを応援していけたらと思います。

当日の様子も、後日ブログでご紹介しますので、どうぞお楽しみに。

この活動は、私たちスタッフにとっても学びと気づきの連続です。チャレンジドの子どもたちが教えてくれる「一歩の尊さ」を、これからも丁寧に大切にしていきたいと思います。

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清田航大

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